ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2021年11月

こんにちは、ちなつです🐻💕

今回はジャパンカップの出走予定馬の解説をしてみようと思います。

昨年はアーモンドアイがG1レース9勝目という史上初の偉業を成し遂げ、有終の美を飾り引退したレースだね。今年はコントレイルの引退レースであり、注目の集まる一戦。レースが本当に待ち遠しいね🐻💕

ジャパンカップ 出走予定馬解説(五十音順)

(※海外から参戦する馬は除く)


アリストテレス

前走京都大賞典からの参戦だね。キャリア4戦目の若駒Sで2着になってから、常に2000m以上の距離を使われてきた。2勝クラス勝利からの菊花賞だったけれど、あわやコントレイルの無敗の三冠を阻止するところだったね。
4歳になってからはAJCCが始動戦だったけれど、陣営は状態的にもそこまで良くない中での出走だったと言っていた。それでも不良馬場の中山芝コースをこなし1着。適正馬場ではない中での勝利は大きかったと思うけれど、次走の阪神大賞典でその反動が出てしまい、単勝1.3倍の1番人気に支持されるも7着。直線ではムチが入るとフラフラとヨレる素振りがあり、体調も万全ではなくむしろ不調だったのかもしれない。天皇賞・春4着、宝塚記念9着と夏は厳しい結果に終わったけれど、秋初戦の京都大賞典で2着に好走。1000m通過後11秒台を刻み続ける厳しいラップだったけれど、4、5番手と先行して前で粘り切るタフさを見せた。1着マカヒキ、3着キセキもタフな馬場をこなしてきたスタミナに秀でる馬で、これらの相手にスタミナ勝負で善戦できたのは好印象だね。

ウインドジャマー

前走3勝クラスのダート戦を勝利し、オープン入り。芝レースは昨年の6月の未勝利戦以来だね。ダートの条件戦ではルメール騎手を背に4-5-1-1と健闘しているけれど、それ以前の芝レースでは0-2-3-5と勝ち星がない。いきなりこの舞台を選択したのはオーナーサイドの意向だと思うけれど、前走3勝クラスから参戦した馬は過去10年で4頭のみで1頭も馬券に絡んでいない。2015年に3勝クラスからジャングルクルーズという馬が参戦し4着とあわや大波乱となりかけたレースもあったけれど、芝2400m戦の経験が豊富だったというのとカレンミロティックが速いペースで逃げて先行馬が脚を使わされたということで後方勢に向いたレースだったと思う。
距離も未経験で芝レースの実績も乏しいから、ここでは厳しいと判断せざるを得ないね。

オーソリティ

アルゼンチン共和国杯の勝ち馬だね。昨年に続き、2年連続で同レースを勝利した。とにかく東京コースでの成績が良く、3-1-0-0と連対を外していないね。さらに、これらはいずれも重賞でのもの。この成績は無視できないね。青葉賞の後に捻挫、天皇賞・春の後に骨折と長期休養を余儀なくされた時期もあったけれど、復帰戦ではいずれも快勝。掲示板を外すように大きく負けたのは昨年の有馬記念14着と今年の天皇賞・春10着のみ。東京芝2400mは昨年の青葉賞以来だけれど、当時のレースレコードを0.6秒上回る結果。過去10年でジャパンカップにおける前走アルゼンチン共和国杯組は0-0-1-18と結果が出ていないのだけれど、覆しうる器はあると思うよ。

キセキ

前走京都大賞典からの参戦だね。アリストテレス同様厳しいペースを2、3番手で先行してスタミナ比べに持ち込んで3着。ゲート難から最後方からの競馬になることもあるけれど、重馬場の金鯱賞を上がり最速の35.9秒の末脚で追い込んできたりと7歳になっても元気いっぱいだね。
近2戦はゲート練習の甲斐あってか先行策で競馬ができている。スローペースからの瞬発力勝負になるとやや分が悪いけれど、厳しいペースで後続が脚を使えなくなる展開なら狙いたいかな。今回のジャパンカップが同レース3回目の出走になるね。もう見られる機会も少ないだろうから応援したい1頭ではあるよ。

コントレイル

今回が引退レースだね。マイルCSのグランアレグリアといい一時代を築いた馬達が引退するのはやっぱり寂しいね。
前走の天皇賞・秋では、2歳時以降上がり33秒台の末脚を使えていないことから、レース質的に他の馬を上位に取ったけれど、この時マークした上がりタイムは最速の33.0秒。正直驚かされたよ。スタート直前に体勢が崩れ、決してスムーズな発馬ではなく、道中も力みながらの競馬だった。迎えた直線ではエフフォーリアの後ろから外に抜け出し、そのまま突き抜けるかと思われたけれど、残り100m地点で手前を変換。ここでエフフォーリアにさらに離されてしまった。福永騎手がレース後に「もう1列前で競馬ができていれば」と言っていたように、最内枠での出遅れ、直線のロスというのは大きく影響したと思う。道中力んでから直線で開放されるかのように末脚を使うタイプだけれど、過去10年のジャパンカップ勝ち馬で上がり最速だった馬は2011年のブエナビスタのみ。必ずしも速い上がりの馬が勝つとは限らないレース質となっている。このジンクスを打破できるか、そして古馬になってから勝ちきれなかった苦難を乗り越え、有終の美を飾ることができるのか。大注目の一頭だね。

サンレイポケット

前走の天皇賞・秋がG1初挑戦だったね。3歳の春に骨盤骨折で1年4ヶ月の休養を余儀なくされ、競走馬として再挑戦できるかも危ぶまれていたけれど、復帰から1年足らずでオープン入りを果たす復活をとげた。初重賞ながら、昨年の新潟記念で3着、毎日王冠3着と健闘し、その後重賞ではしばらく結果が出なかったけれど、今年の新潟大賞典で初重賞勝利を飾る。次走の鳴尾記念ではオープン入り後始めて1番人気を背負うも6着。コーナーの厳しい中京コースを大外に回してのロスが響いたと思うよ。ハイレベルだった毎日王冠で勝ち馬シュネルマイスターと0.4秒差の6着、天皇賞・秋4着と6歳馬ながら力は着実に付けている。タフさと末脚による1発はあるかもしれない。

シャドウディーヴァ

前走府中牝馬ステークスからの参戦だね。元々エリザベス女王杯を視野に入れていたみたいだけれどこちらを選んだね。重賞では勝ちきれない競馬が続いていたけれど、府中牝馬ステークスで初重賞勝利。後方で脚を溜め、末脚を活かす競馬で上がり最速の33.1秒の脚を使って外から差し切り勝ち。ローザノワールが1000m通過59.4秒と厳しいペースを刻んで逃げ、先行した馬には厳しく、後方待機勢に向いた展開ではあったと思う。(余談だけれどそのペースで先行して粘ったアンドラステの2着は評価出来ると思うよ。)
東京芝コースでの実績が2-5-2-3と非常に優秀。負けたのはオークス、ヴィクトリアマイル、そして不良馬場のエプソムカップ。オークスはレースレコードになるくらい速いペース、ヴィクトリアマイルも同コースの東京新聞杯好走時より速いペースでの追走が求められた。
ジャパンカップは最終週の実施で、ある程度時計もかかり出しているから、道中のペースもそこまで上がらなさそう。楽な追走ができそうなら期待してみたい。

シャフリヤール

今年のダービー馬だね。今回のジャパンカップはダービー馬が4頭も出走する異例のレース。
前走の神戸新聞杯では圧倒的1番人気に支持されるも、不良馬場に足を取られて4着に敗れてしまう。その後、疲労から菊花賞を回避したくらいだから、かなり反動があったと見て取れるね。神戸新聞杯の上位馬も菊花賞では全て馬券外となった。
日本ダービーではレースレコードを更新する走りを見せた。前走毎日杯組の不振を覆す圧巻の走りだったね。
皐月賞、天皇賞・秋を勝ったエフフォーリアと2回対戦し、共同通信杯では0.4秒差の3着、日本ダービーではタイム差無しで勝利とこの馬を物差しに考えるととても強く感じる。初の古馬混合戦になるけれど、ここでも好勝負を期待したいね。

マカヒキ

前走の京都大賞典では3歳時のニエル賞(フランスG2)以来の勝利となった。国内に限ると2016年の日本ダービーまで遡るね。
アリストテレス、キセキの項目でも述べたけれど、厳しいペースで他の馬が脚を使えなくなったところを、隙間を縫うように伸びてきて勝利。これまで先行して好走してきたステイフーリッシュ、ダンビュライトが粘りきれず、末脚勝負で勝利してきたヒートオンビートも追走が厳しく末脚不発で終わっていることから相当厳しいペース展開だったとしみじみ思うよ。8歳馬ということでこれ以上の上積みは望みにくいかもしれないけれど、2400m戦での経験は豊富だし、ジャパンカップも今回4回目の出走で4着が2回。ダービー馬の意地を見せることができるか。

ムイトオブリガード

天皇賞・秋からの参戦だね。レース前に陣営は逃げも考慮していたみたいだけれど、行き足がつかず結局後方からの競馬となった。4,5歳時は東京競馬場で勝ち星を多く上げ、アルゼンチン共和国杯を2年連続で好走するなど力をみせていたけれど、2020年は阪神大賞典の一戦のみで、今年に入ってレース数は消化するもなかなか厳しい結果となっている。
元々福島記念に出走だったけれど、こちらの舞台を選んだ。ブリンカー着用2戦目で効果を発揮できるかだね。

モズベッロ

前走天皇賞・秋からの参戦だね。後方待機で内めを通るロスの少ない競馬だったけれど、直線に向いた時は他馬に揉まれて行き場を失ってしまう。天皇賞・秋の出走馬解説の時にも書いたように、どちらかというと重心の低さを活かした馬場の悪い中でのレースが向いていると思う。叩き3戦目で上積みがどれほどあるかだけれど、距離短縮時の成績が2-2-1-2なのに対し、距離延長時が2-1-0-7となっている。今回は400mの距離延長ということで少し狙いにくいかな。

ユーキャンスマイル

前走の天皇賞・秋は距離不足だったと陣営はコメントしているね。それでも上がりタイム33.4秒と6歳になっても速い上がりが使えている。流石に位置取りが後ろすぎたと思う。今年の重馬場だった阪神大賞典2着と、タフな馬場になった時でも長くいい脚が使えるタイプだね。
ひとつ気になるのは13頭以下のレースでの成績が5-3-0-3なのに対して14頭以上のレースだと2-1-0-9と大きく成績を落としている。この年齢で集中力を欠くことはないとは思うけれど、少し気になるね。

ユーバーレーベン

今年のオークスの勝ち馬だね。そのオークスはクールキャットとステラリアが厳しいペースを演出し、1着から6着までの馬が3、4コーナー10番手以下と圧倒的に後方有利の展開だった。元々ギアチェンジが遅く、それまでのレースでもまくるような競馬で差し損ねが続いていたけれど、この2400mという距離でやっと本領発揮ができたと思う。状態不安で前哨戦を回避し秋華賞へ直行ローテーションで挑んだけれど、13着と大敗してしまった。エイシンヒテンが逃げ、スローペースは想定されていたけれど、本来は早めの仕掛けが欲しかったと思う。その仕掛けができるほど馬が良くなかったのか、デムーロ騎手も「3,4コーナーで反応がなく、直線ではバラバラだった」と言っている。
今回は仕切り直しの一戦かつメンバーレベルも上がる。距離は合っていると思うけれど、牡馬混合戦は札幌2歳S以来。今回前走馬体重500kgを超える馬が5頭おり、大柄な馬に圧倒されないかは少し心配かな。

ロードマイウェイ

前走アルゼンチン共和国杯からの参戦だね。最後に勝利したのは2019年のチャレンジC。そこからはオープン、リステッド競走でも結果が出ていない。2走前の京都大賞典では5着となりここに来て成長しているかと思ったけれど、厳しいペースに付き合わず後方で脚を溜めて直線だけの競馬になったというのは否めない。次走のアルゼンチン共和国杯でも13着に敗れており、いきなりG1での激走は想像しにくいかな。

ワグネリアン

前走富士ステークスからの参戦。2018年のダービー馬でもあり、中距離路線で活躍を期待されていたみたいだね。ただ、年々速い上がりを使えなくなっており、瞬発力の要する馬場には向かなくなっている。前走の速い上がりが求められた富士ステークスはやや向かなかったかと思うけれど、それでも勝ち馬ソングラインと0.6秒差の6着。初めてのマイル戦でも上手く流れに対応していた。
ノド鳴りの手術の影響で昨年の宝塚記念以降は休養、復帰戦の京都記念は5着。大阪杯は馬場の悪さに泣かされたかな。
東京芝2400mは2018年日本ダービー勝利、2019年ジャパンカップ3着と好走している舞台でもあるね。ダービー馬復活の可能性も無きにしもあらずだと思うよ。


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以上、ジャパンカップの出走予定馬の解説をしてみたよ。

海外から参戦する馬についても解説ができればと思ったけれど、参戦する馬が海外で行ってきたレースのレベルの比較、こなしてきたレースのラップといった情報が無いことから今回は割愛させていただきます。

ちなみに外国馬の過去10年の成績は0-0-0-29と厳しいデータがある。馬場の違いや長距離輸送等の影響があるのだと思うよ。

皆様の予想の一助になれば幸いです🐻💕


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こんにちは、ちなつです🐻💕

今回は11月25日(木)に園田競馬場で行われる交流重賞の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2・ダート1400m)の予想をしようと思います。

兵庫ジュニアグランプリは12月の全日本2歳優駿(Jpn1)に向けた前哨戦でもあり、全国の地方競馬、そしてJRAからも参戦のある2歳限定戦だね。昨年はJRA所属のデュアリストが優勝。今年もどんなレースになるのか、とても楽しみだね🐻💕

本命馬

◉⑩セキフウ

前走のなでしこ賞では、出遅れて11番手からの競馬になったけれど、前半3ハロン34.2秒とハイペースになったことから結果的に後方で脚を溜めることができた。直線では上がり最速の37.2秒の脚を使って差し切り勝ち。新馬戦を2着馬に8馬身差、1.3秒差をつけて勝ったリメイク、サウジRC勝ち馬コマンドラインと新馬戦で0.5秒差の2着に迫ったコンクパールと、骨のあるメンバーに勝利しているのは好材料だね。新馬戦は中京芝1400m戦で、発馬直後飛び上がってしまい出遅れてしまう。それでも気合をつけて何とか集団にとりつくも、今度は直線で詰まってしまい、急な進路変更を余儀なくされた。終始かみ合わない競馬をしながらも、進路を確保してからはじりじりと伸びていた。第5回開催初週ということで、傾向としては内でロスの少ない競馬をした馬の前残りだったけれど、これだけ大きなロスが続いても上がり4位の脚で6着はまだ見直せると思うよ。ギアチェンジをしてからの脚は堅実で、その後のダート戦ではすべて上がり最速をマーク。兵庫ジュニアグランプリは過去10年で勝ち馬の4頭は上がり最速、2位が3頭と速い上がりが求められるレース。砂厚のある園田競馬場だけれど、坂のある阪神ダート、中山ダートを上がり最速で駆け上がってきた実績から、力のいる馬場でもこなせそうだね。M・デムーロ騎手は2年前の同レースでテイエムサウスダンに騎乗し優勝。なでしこ賞を勝利してこの舞台に臨んだ。ローテーション傾向を見てみると、過去10年で前走中央ダート1400m戦が5勝、次いで中央ダート1200mが2勝している。特に近2年は前走阪神ダートからの参戦で勝利。脚質、臨戦過程もここでは評価できると思う。勝ち切りに期待したいね。



穴馬候補

☆⑦トモノボーイ

前走福島ダート1150m戦からの参戦だね。上記で述べたように兵庫ジュニアグランプリの傾向的に、ダートで速い上がりが使える馬が上位にきていることから、この馬もピックアップしてみたいと思うよ。新馬戦では発馬直後隣のカフェアリアにぶつかられて体勢を崩してしまった。先団馬群に取り付くものの、直線で前2頭が壁になり、せまい内を通らざるを得なかったけれど、上がり3位の末脚を使って伸びはしていた。前走の福島ダート1150mの未勝利戦では、7番手の中団待機からの上がり最速の37.4秒の末脚を使って外から差し切り勝ち。4コーナーのスパイラルカーブを外に回す形になったけれど、ふんばりが効いてジリジリと伸びていた。園田競馬場の小回りにも対応できるとみたよ。この時の2着馬のアスターヘキサゴンは逃げて馬券外を外したことがなく、減量を活かして逃げの手を打っていたけれど、それを直線の短い福島ダートで差せたのは好印象。4着グレタは次走勝ち上がっている。新馬戦51kg→未勝利戦55kgと4kgの斤量幅に対応できたのも好材料だね。
250mの距離延長で臨戦過程的には狙いづらいけれど、人気を落とすなら面白い1頭だと思うよ。

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以上、兵庫ジュニアグランプリの予想をしてみたよ。

皆さまの予想の一助になれば幸いです。

※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。


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こんにちは、ちなつです🐻💕

今回は浦和記念の予想をしてみようと思います。

ぜひ皆様の予想の参考にしてくださいね🐻💕

浦和10R 浦和記念(Jpn2 ダート2,000m)

◉⑤ウェスタールンド

この馬の競馬スタイルはほぼ決まっていて、後方からの捲り競馬が基本だね。9歳になっても末脚は堅実で、今年3戦を消化しているけれど、上がり最速が2回、上がり2位が1回と脚質は衰えていなさそう。2000m以上のコースと相性が良く、それ以下のコースだと前が止まらず差し損ねてしまうこともあった。前走のシリウスSでは直線では、最後方から内を突く競馬で、垂れてくるリアンヴェリテ、手応えの薄いテンザワールドの2頭を交わすために後続を気にしながら外に出さなくてはいけなかった。また、2頭を交わした後、目の前にダノンスプレンダーがおり、こちらも最後の伸びを欠いていて、これを交わすために再度ブレーキが若干かかった。交わした後は鋭く伸びて1着サンライズホープとアタマ差の2着。
2走前のエルムSは、コーナー角度の厳しい函館ダートを大外を回して届かずの4着。ロスの少ない内を通って伸びたロードブレスに、残り100m時点程のところで差されてしまった。1着スワーヴアラミスは白山大賞典勝利、2着オメガレインボーは武蔵野S3着、3着ロードブレスはみやこS2着とエルムS上位組は次走のダート重賞でも好走。プロキオンSの7着も6ヶ月半の休み明けからの前走比プラス18kgの過去最高馬体重で、かつレコード決着になるほど足抜きのいい馬場だった。それでも上がり2位の末脚を使って追い込んできているし、この敗戦からは見限れないと思ったよ。
昨年の好走した舞台でもあるし、メンバーレベルも昨年よりは落ちる。久しぶりの勝利に期待したいね。


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以上、浦和記念の予想をしてみたよ。

今週は地方交流重賞が2レースあるね。週中も競馬、楽しんでいきましょう🐻💕


※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。



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こんにちは、ちなつです🐻💕

今回は11月21日(日)に行われるマイルチャンピオンシップに出走予定の馬について解説していこうと思います。

どの馬もマイル実績があり、チャンスもありそうだね。予想の参考にしていただけると幸いです。

マイルチャンピオンシップ(以下、マイルCS)出走予定馬解説(五十音順)

インディチャンプ

2019年に安田記念、マイルCSの春秋マイルG1を制覇した馬だね。その後は香港マイルに出走するも7着、距離延長の中山記念では4着と敗れるも、2020年のマイラーズカップでは勝利。安田記念3着、秋のマイルCSで2着と前年より着順は落ちるもマイルでは好走を続けた。陰りを見せたのは同年の阪神カップで、これまでの相手からしてレベルの落ちるメンバーだったけれど3着だった。そこからはスプリント路線を目指すようになり、次走は阪急杯に出走するも4着。高松宮記念は3着と重馬場でも持ち前のタフさを活かしたレースだった。マイル路線に戻り、前哨戦を挟まず安田記念に出走し4着。
着順こそ落としているけれど、6歳になっても33秒台の上がりを使えている。敗北の原因は「よりキレのある脚」の馬に差されたこと。高松宮記念で重たい馬場でもこなしているし、開催が進み時計がかかりだした阪神芝はむしろ歓迎かな。前哨戦を挟まず、安田記念からの直行ローテーションは昨年2着の時と同様。マイルCSの6歳馬の成績は過去10年で1-1-1-24と不振だけれど、これを覆しうる器は持っていると思うよ。

カテドラル

今年の東京新聞杯で12番人気2着という大穴を開けてから、続くダービー卿チャレンジトロフィーでは2着と連続で好走。その勢いで安田記念に出走するも12着と大きく負けてしまう。東京新聞杯、ダービー卿チャレンジトロフィーはいずれも800m地点からの加速幅が少なく、逆に安田記念は同地点からの加速ラップになった。レース映像で見ると凄い脚を使っているように見えるけれど、一気の加速ラップとなると分が悪そうだね。時計のかかりそうな展開なら十分にチャンスはあると思うよ。

クリノガウディー

最も多く走っているのは中京競馬場で、コース実績(芝のみ)も2-1-1-3と上々。昨年の高松宮記念では1着入線するも、降着で4着。この馬は左側へのモタれ癖がどうしても治らなくて、直線では真っ直ぐ走ることがなかなかできない。阪神コースも0-1-0-5とコース適正も低そうだね。2歳時に2着になった朝日杯フューチュリティステークスでは、1着アドマイヤマーズ、3着グランアレグリアと後に大きな結果を残す相手との一戦だったけれど、かなりの荒削りの競馬だったから評価も難しいところだね。

クリノプレミアム

2勝クラス、3勝クラスと連勝で初の重賞かつG1挑戦だね。今回逃げも想定される。東京競馬場での実績が良く、芝に限定すると0-4-1-1となっているけれど、右回りかつ直線急坂の中山芝コースは1-0-0-2と条件戦でも苦戦している。今回の舞台である阪神コースにも直線坂があるので止まってしまう可能性もあるね。

グランアレグリア

前走の天皇賞・秋では2、3番手追走で、先に抜け出しを図ったもののエフフォーリア、コントレイルに差されてしまう。ルメール騎手も言うように本質的には2000mは長く、1600mがベストということが改めて感じられたね。2019年桜花賞、2020年安田記念、2020年マイルCS勝利とマイル路線ではかなう相手がいない現状だね。今年2着に敗れた安田記念も、レースでは直線詰まりながらも狭い隙間を縫って、上がり最速の32.9秒の脚を使っていた。レース後は喉頭蓋エントラップメント発症、天皇賞・秋参戦という2000mへの距離延長と不安要素はあったけれど、今回は2-0-1-0と適正舞台の阪神マイルでのレース。唯一不安要素を上げるならば、5歳秋以降は牝馬は全体的に成績が落ちるということ。この傾向を覆せるかだね。

グレナディアガーズ

昨年の朝日杯FSの勝ち馬だね。2歳時は気性的な幼さがあり、キャリア2戦目の未勝利戦でもその一面が出てしまったと川田騎手もコメントしていた。
朝日杯FSを2歳レコード更新で1着、NHKマイルCは2ハロン目10.2秒という非常に速いペースを3番手追走、ハナに行ったピクシーナイトがバテてしまうほどのペースの中、後続より先に仕掛けて3着はかなり評価できると思う。秋初戦の京成杯AHは行きたい馬が多く、中団で控える形での競馬となったけれど、終いは猛然と追い上げて3着。レースにおける落ち着きはあったと川田騎手は振り返っているね。気性面の成長がどこまであるかに注目したいかな。

ケイデンスコール

2019年のNHKマイルC以降全く馬券になっていなかったけれど、今年の京都金杯で復活の勝利。馬券にこそなってはいなかったけれど、信越Sでは先行馬に向く展開の中12番手から追い込んで、勝ち馬のジャンダルムとは0.5秒差、次走のオーロカップも着順こそ6着と敗れるも直線ではかなりの粘りを見せた。1着馬プールヴィルとも0.3秒差と大きくは離されていなかった。京都金杯以降、中山記念2着、マイラーズカップ1着と重賞でも好走を続けたけれど、安田記念で10着と大きくやぶれてしまう。勝ち馬のダノンキングリーとほぼ同じ位置取りだったものの突き放されてしまったことから力の差が出たと思う。前走の毎日王冠では、マイラーズカップで先着した馬にも着順を返されてしまう。溜めて瞬発力を活かすより、ハイペース前総崩れで差す競馬となるならば期待はできそう。

サウンドカナロア

3勝クラスからの格上挑戦だね。8走前から一貫して1200m戦を使われているけれど、なかなか勝ち上がれない現状。この馬も逃げ候補にはなるけれど、他の馬の脚を鈍らせるほどハイペース逃げをして自分が逃げ切るというタイプでも無さそう。阪神芝に限定しても1-1-1-3と実績的にも微妙。いきなりのG1挑戦は厳しいと見るよ。

サウンドキアラ

昨年のヴィクトリアマイルではアーモンドアイの2着に好走。元々マイル路線で良成績を残しており、もっと大きなマイル重賞でも好走は期待されていたけれど、秋初戦のスワンS10着からのマイルCS10着と大きく敗れてしまう。グランアレグリアのところでも書いたように、牝馬は5歳秋から下降路線を辿る傾向にあるね。距離短縮ローテーションでも結果が思うように出ず、今年も昨年の好走舞台であるヴィクトリアマイルに出走するも11着。明らかに高速馬場への対応力は落ちていると思うよ。前走のスワンSは2着に好走するも、同じくマイル路線では近走結果を出せていないダノンファンタジーにも敗れている。メンバーレベルの上がる今回はやや期待薄かもしれない。

サトノウィザード

残念ながら回避だね。来年の安田記念が目標みたいだよ。

サリオス

5月の安田記念以来の出走だね。前哨戦を挟まず直行ローテーションで挑んでくるけれど、この馬自身は休み明けでも十分に走ることが出来ている。新馬戦からサウジRCまで4ヶ月、朝日杯FSから皐月賞まで4ヶ月、日本ダービーから毎日王冠まで4ヶ月半、マイルCSから大阪杯まで4ヶ月半と詰めて使うローテーションよりしっかり休ませてレースで使う方がよさそうだね。上記の休み明けでトータル2-1-0-1と成績も出ている。昨年のマイルCSは大外枠からの外に膨らむ出遅れ、今年の安田記念は直線でのグランアレグリアによる進路カットによるブレーキがあり、近走のマイルの結果は度外視でもよさそう。その2レースを含めても1600m戦は3-0-0-2と良成績を残している。先行しても粘り込め、差し競馬でも速い上がりが使えるので、大きな不利さえなければ好走は期待できそうだね。今回初ブリンカー着用。

シュネルマイスター

前走毎日王冠1着からの参戦だね。その毎日王冠では出遅れて後方から3番手の競馬になってしまったけれど、淡々と脚を溜めて最後の直線では上がり33.0秒の凄まじい末脚で差し切り勝ち。上がり2位は33.5秒のサンレイポケットだったけれど、シュネルマイスターより少し前で同じく脚を溜める競馬をするも6着。その後天皇賞・秋で4着に好走していることからサンレイポケット自身に力はある。その馬よりも後方から0.5秒速い上がりを使い差し切っているのだから評価はする必要はあるね。父のKingmanが欧州のマイラーだったことからこの馬もマイルがベストだと言われていたけれど、弥生賞では先行して2着、前走の毎日王冠も1800m戦だったけれど勝利と適正と思われている舞台以外でも好走している。近3走は東京競馬場でのレースで、昨年のひいらぎ賞以来の右回りマイル戦となる。関西への輸送も含めて未知の部分もあるね。

ダーリントンホール

前走富士S5着からの参戦だね。昨年の日本ダービー13着から7ヶ月半の休養ののち、今年の中山金杯に出走するもシンガリの17着。4コーナーからついて行けず直線では伸びを欠いてしまった。休み明けであったのと2000mは距離的にも長かったのかもしれない。そこからまた9ヶ月半の休養の後に挑んだ富士Sでは出遅れながらも上がり3位の34.0秒の末脚を使い5着。直線では狭い進路を縫って大きなストライドを使ってよく伸びていた。陣営もトビが大きく東京コースは向くと言っており、広いコースへの適正はありそうだね。今回も阪神マイルということで広い外回りコース。外からの差しには警戒したいね。

ダノンザキッド

新馬戦、東スポ杯2歳S、ホープフルSと勝利し、年明けは断然の1番人気で弥生賞に挑む。前半3ハロン36.7秒、800m地点で13.0秒のラップが刻まれるところまで緩み、逃げたタイトルホルダーにとってかなり楽な展開だったけれど、中断待機から上がり最速の34.2秒の脚を使い3着。この馬の難点として返し馬時点での入れ込み、レースでコロコロと手前を変えることが上げられる。荒削りな競馬でも何とか好走を続けていたけれど、皐月賞で懸念材料が全て出てしまう。特にアサマノイタズラに常にプレッシャーをかけられて自分のペースで競馬を進めることができていなかった。その後は骨折が判明し日本ダービーを回避し休養。復帰戦の富士Sでは馬体も大きく増やし成長ぶりを見せた。スローペースからの末脚勝負で、33秒台の上がりを求められたレースだったことから休み明けには厳しかったかもしれない。ここを叩いてどれほどの上積みを見いだせるかだね。

ホウオウアマゾン


新馬戦では2着に敗れるも、続く未勝利戦、野路菊Sを勝利し、デイリー杯2歳Sではレッドベルオーブとの激しい追い比べを演じ、タイム差無しの2着。この時の走破タイムの1:32:4秒は、2019年に阪神JFでレシステンシアが出した1:32:7秒を上回る2歳レコードタイムだった。次走の朝日杯FSでは3番人気に支持されるも、前半3ハロン33.7秒とハイペースを先行するも3コーナーで手応えが無くなり9着。1着グレナディアガーズは2歳レコードタイムを更新。2戦連続速いペースで走った反動がここで出てしまったのかもしれない。今年はアーリントンC1着からNHKマイルCに挑むも9着に敗れる。2番手追走で速い流れに巻き込まれ、先行勢には厳しい流れだった。川田騎手も武豊騎手も、馬体がもう少し張ればとレース後にコメントしており、それが叶うかのように秋初戦のスワンSではプラス22kgと体重を増やしていた。初の古馬混合戦で3着と成長は感じられる。長く脚が使えると陣営も自負しており、先行策からの粘りこみを図ることができるスローの展開なら面白い1頭だと思うよ。

リプレーザ


主にダートを使われてきており、芝レースに参戦したのはキャリア8戦中3戦のみ。今年の5月に開催された兵庫チャンピオンシップ(園田競馬場 jpn2)で勝利、ジャパンダートダービー(大井競馬場 jpn1)5着とダートでは良成績を残している。前走はカシオペアSを走るも11着。4コーナーあたりで手応えが怪しくなり、直線でも伸びる様子はなかったね。距離の問題もあるかもしれないけれど、さらにペースの速くなる距離短縮の阪神マイルでは善戦は厳しいかもしれない。

レインボーフラッグ


最後に馬券になったのは昨年6月のパラダイスSだね。キャリア50戦を消化しており今回のメンバーの中で飛び抜けているね。オープンクラス、リステッド競走で2桁着順が続いている8歳馬にこれ以上の上積みを見出すのは難しいかな。

ロータスランド


4走前の米子Sで格上挑戦ながら1着。安定した先行力を活かし、好位での競馬がこの馬のスタイルだね。特に馬場が渋った時の成績が良く、稍重以下での成績が3-1-0-0と連を外していないね。初重賞勝利となった関屋記念では、外差しが向く馬場を、荒れた内を通り粘り込んでの勝利。タフな馬場や荒れた馬場への対応力は高そうだね。10着に敗れた阪神JFのように高速馬場だと厳しいかもしれないけれど、今の阪神競馬場は開催が進み、時計がかかり出している。今回と同舞台の阪神芝1600mの成績は3-1-0-1と上々。メンバーレベルは上がるけれど、得意舞台+得意馬場の恩恵はあるかもしれないね。

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以上、マイルCS出走予定馬の解説をしてみたよ。

先週のエリザベス女王杯が荒れたから馬券購入者側に「荒れ」の意識が根付いたかもしれないね。でも、そういった時ほど固く決まったりするから注意深く冷静に出走馬を考察する必要があるね。

皆さまの予想の一助になれば幸いです🐻💕



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こんにちは、ちなつです🐻💕

今回は11月14日(日)に行われるエリザベス女王杯の出走予定馬解説をしていこうと思います。

今年も楽しみなメンバーがそろっているね。突出した馬も不在で、比較的実力が拮抗しているようにも見えるね。解説の中で力関係を見出せるといいな。

それでは、解説していきます。

エリザベス女王杯 出走予定馬(五十音順)

アカイイト

キャリア19戦中12戦が上がり最速の脚を使っているね。3歳時は条件戦を勝ちあぐね、大寒桜賞4着、忘れな草賞4着、矢車賞2着と賞金加算ができず、牝馬クラシックに名を連ねることが出来なかった。そこから夏の条件戦を2戦使われ秋華賞に向けてローズSに出走するも7着。再度自己条件からの仕切り直しになったけれど、牝馬三冠シーズン以降の成績が2-2-1-2と勢いをつけてオープン入りを果たした。速い上がりは使えるけれど、あまりに後方過ぎても届かないレースが多く、道中10番手以下だったレースは8戦あり1-0-0-7となっている。ある程度の位置取りは欲しいところだね。

アカイトリノムスメ

勢いのある3歳牝馬だね。クイーンC勝利、桜花賞4着、オークス2着、秋華賞勝利と今の3歳牝馬の中では一線級。桜花賞ではレコード決着になるほどの超高速馬場だったけれど、ソダシを見る形でレースを進め4着。オークスもペースが緩まない中、脚を溜めて上がり3位の末脚を使って2着。この馬は突出して何かに優れている能力があるという印象はあまりないと言われているけれど、速いペースへの対応力、最後まで長くいい脚を使えることが個人的にはストロングポイントだと思う。ただ、道中12秒台後半から13秒台のペースから一気のギアチェンジが求められる展開になると力が発揮できるかはわからない。新馬戦で12.8秒のラップを刻んだ地点があったけれど、唯一大きく負けたレースだった。ある程度速い流れになるほうがいいのかな。

イズジョーノキセキ

3勝クラスからの格上挑戦だね。この馬で注目したいのは阪神芝経験が豊富なこと。キャリア15戦中10戦が阪神芝でのレースだね。成績は2-4-1-3と上々。ただ、チューリップ賞4着、マーメイドステークス7着と重賞になるとやや足りない印象を受ける。2000m戦では0-2-1-2と勝ちきれておらず、未経験の2200mも成績からは厳しいように感じるね。

ウインキートス

現時点で掲示板を外したのは4走前の日経賞と2走前の札幌記念のみ。日経賞はカレンブーケドールの斜行による不利を受けて戦意喪失、札幌記念は休み明けの大幅なプラス体重による太め残り、高速馬場での追走が厳しかったことが上げられる。丹内騎手もレース後に4コーナー手前でついていけなかったと言っていたように、この馬にとっては前半1000m59.9秒を3.4番手追走は厳しかったのかもしれない。次走のオールカマーでは内めを通るロスの少ない競馬を進め2着に好走。中盤13秒台まで緩む展開、12秒台から11秒台への一気の加速ラップにならないのであれば好走も期待できそう。

ウインマリリン

現時点でこの馬を評価するのは正直難しいと感じている。というのも陣営コメントがあまりに消極的すぎることが上げられる。詳しくはウインレーシングクラブのホームページを見てもらえればと思うけれど、9月にクモズレ、10月には右肘の腫れの悪化があった。能力は高いものの体質が追いついていない様子が伺える。有馬記念も視野にあったけれど、相手関係と状態を考慮しエリザベス女王杯を選択したというのも消極的戦法。昨年同舞台で4着と当時3歳馬ながら大健闘しているけれど、当時は開催初週。開催の進んだ阪神競馬場のタフな馬場が脚にどれほど負担が行くのかも気になるところ。

エアジーン

現在3勝クラスでこの馬も格上挑戦になるね。芝2200mでのレース経験が豊富で、条件戦をなかなか勝ち上がれないものの、後に重賞で活躍する馬相手に善戦はしている。ただ、自己条件で軽ハンデで勝ちきれていないことは気になるところ。過去最高斤量で定量戦となるとかなり不利なように思える。

クラヴェル

こちらも3勝クラスからの参戦になるけれど、マーメイドステークス2着、中京記念3着、新潟記念3着と良い成績を収めている。特にこの馬で注目したいのは速い上がりを使うことができること。キャリア12戦中7戦が上がり最速をマークしている。スローペースからの末脚勝負になるとかなり追い風となるね。昨年は秋華賞出走も期待されていたけれど、回避し大原Sに出走。レイパパレとの一戦になったけれど後方から追い込んでレイパパレと0.6秒差の3着だった。気になるのは斤量の恩恵が大きかったのではないかという点。52kg以下の斤量では2-1-3-0とオール馬券内なのだけれど、53kg以上の斤量を背負うと1-1-0-4と不振。今回の56kgの斤量は歓迎ではないね。

コトブキテティス

アルゼンチン共和国杯を予定していたけれどスライドさせて挑んでくる馬だね。重賞は昨年の紫苑ステークス以来の挑戦。現状どこまでやれるかは分からないけれど、結果が出ているのは左回り。左回り成績が4-2-3-4に対し右回り成績は0-1-1-4とかなり苦戦している。また、根幹距離の成績が4-2-3-5なのに対して非根幹距離の成績が0-0-2-3と奮っていない。距離的にも小回りコースへの適性もやや評価しづらいかと思うよ。

シャムロックヒル

今年のマーメイドステークスの勝ち馬だね。斤量50kgというハンデを生かして淡々とした逃げによる逃げ切り勝ちだったね。次走はクイーンステークスに挑むのだけれど9着に敗退。斤量が一気にプラス5kgで楽逃げも出来なかった。また、気になったのはこの時に爪の不安があったという。ただ、これは後になってからの公言で、当時は状態は上向き、良さが伺えるといった評価だった。現在は不安もなく、この舞台を目指して仕上げているとの事で、阪神芝2-0-0-0の適性を活かすことができるかだね。

ステラリア

前走秋華賞は6着。スタートで出遅れて後方からの競馬になってしまい、後方12番手の道中追走となった。最後は上がり2位の35.7秒の末脚を使って一気に追い上げた。前半1000mが1:01:2秒のスローペースで、逃げたエイシンヒテンが4着に粘っていることから、上位に来るにはかなりの力を要したと思う。4着エイシンヒテンから7着馬まではクビ差で0.1秒の争いになっていたことから大きな差は無さそう。元々忘れな草賞を1:58:0秒という好タイムで走破していることから、脚を溜めることができれば持ち前の瞬発力を活かすことができそうだね。キャリア8戦中5戦が上がり最速、2戦が上がり2位と安定して速い上がりが使えている。秋華賞馬アカイトリノムスメと着順を比べて評価が落ちるなら面白い1頭かもしれない。

ソフトフルート

昨年の秋華賞3着馬だね。条件戦からの参戦で9番人気と低めの評価だった。最後方18番手からの競馬で、4コーナーは大きく外を回していた。ただ、前半1000m59.4秒という前傾ラップというのも追い風で、前総崩れの中上がり最速の35.7秒の脚を使えていた。上位に来たのはいずれも後方から競馬をした馬ばかりで先行馬には厳しい展開だったかな。その勢いのままエリザベス女王杯に挑戦し6着。流石に敷居が高かったかと思うけれど、勝ち馬ラッキーライラックとは0.6秒差、2着サラキア、3着ラヴズオンリーユーと0.5秒差と当時の牝馬一線級とも善戦できたことは好材料。オープン入り後挑んだマーメイドステークスでは1番人気に支持されるも8着。横山和騎手は馬場を気にしていたとコメント。また、阪神芝コースは0-0-1-4と不振。2000m以上をコンスタントに使われているのはいい印象だけど、阪神コースとの相性はどうだろうね。

テルツェット

クイーンステークスからの参戦だね。馬体重420kgの小柄な馬だけど、瞬発力はかなりのものがあるね。昨年の村上特別から今年のダービー卿チャレンジトロフィーまで無敗で駆け抜けたもののヴィクトリアマイルでは3番人気に支持されるも14着。入れ込みやすく、地下馬道が長いとそれだけでもソワソワしてしまう性格みたいだね。観客席の増席から観戦者も増えており、この入れ込みやすさにどう影響が出るかは気になるところだね。前走のクイーンステークスでは持ち前の瞬発力を活かして差し切り勝ち。中山内回り、函館での結果から、小回りコースへの適性は高いと思う。

デゼル

前走の府中牝馬ステークスでは先行策という案外な競馬を見せたね。この馬はキレのある末脚を使って差す競馬を基本的にしてきたからこのレースぶりは少し驚いたよ。結果は16着と大敗したけれど、やや気性的にも難しい面があることから、行きたがってしまったのかもしれない。昨年のスイートピーSで32.5秒という末脚を披露し、オークスでは2番人気に支持されるも11着。阪神牝馬ステークスのように行き足がつかなくても脚を溜めることができれば瞬発力勝負で勝ち負けにはなると思う。この時は前半600m35.1秒の超スローペース。このような展開になるならば期待したい。

ムジカ

この馬も堅実に末脚が使えるタイプの馬だね。阪神芝での成績は0-2-2-1と上々で内回りに限定しても0-2-0-0となっている。直線の坂、小回りへの対応力はありそうだね。ローズステークス2着から秋華賞に挑むも8着。後方勢に有利な展開だったけれど、直線で詰まってしまい、末脚を活かすことが出来なかった。基本的に後方待機からのまくるような競馬を主軸にしている。先行したい馬がそろっているから、ペースが上がっても後方待機で影響を受けず外からやってくるかもしれないね。

ランブリングアレー

ウインマリリン、ウインキートス同様オールカマーからの参戦だね。前走は道中スムーズに追走し直線も伸びるかと思いきや前の馬で残ってしまったせいで着順だけ見れば微妙な結果に見える。それでも上がり3位の末脚を使えており、レース後戸崎騎手も「状態はよかった。もう1列前で競馬をすれば…」と言っていたように位置取りの差が出てしまったみたいだね。昨年の垂水Sでは、のちに重賞好走するショウナンバルディ、マイネルウィルトスを下し勝利。上がり最速を出したことがなく、不良馬場の中山牝馬ステークスを制しているようにやや時計のかかるタフな馬場のほうが向くと思う。また、吉田隼人騎手騎乗時が2-2-0-1と手があっているみたいだね。

リュヌルージュ

5歳秋までの阪神芝での成績が1-2-2-2と上々で、そのうち稍重での0-1-2-0とやや時計のかかる馬場が合いそうだね。ただ、昨年のエリザベス女王杯を12着に敗れてから一気に成績が振るわなくなった。エリザベス女王杯の過去10年(京都開催含む)の6歳馬の成績は0-1-0-13となっており、オープン競走でも結果が出ていないのを見るとここでも厳しいと思うよ。

レイパパレ

前走のオールカマーでは2番手追走からの直線で抜け出してそのまま突き抜けるかと思われたけれど、残り150mのところで勢いが止まってしまった。道中行きたがるところを川田騎手が抑えたこと、逃げ馬がいたことで何とか2番手追走の形を取ることができた。2200m戦になってから着順を落としていることから距離不安が囁かれているけれど、宝塚記念、オールカマーともに道中12.5秒より緩むことのないかなり厳しいペースだった。それでも宝塚記念3着、オールカマー4着と大きく着順を落としてはいないから力はあると思う。今回は先行したい馬が何頭かいるね。先に行かせて番手で追走できる形を取ることができれば距離はこなせると思うよ。

ロザムール

今回逃げが想定される馬だね。自分のペースで淡々と逃げることができれば面白い1頭かもしれない。稍重以下での馬場状態(芝レース)の成績が1-3-2-0と道悪の時に良成績を残している。馬場が渋ってペースが流れなければそのまま逃げ残ることもあるかもしれない。当日の馬場状態で取捨が変わってきそうな1頭だね。

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以上、エリザベス女王杯出走予定馬18頭の解説をしてみたよ。

皆さまの予想の参考になれば幸いです🐻💕



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