ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2021年12月

おはようございます、ちなおです。

今回は東京大賞典(大井ダート2000m,右回り)の予想をしていこうと思います。

今年最後のJRAG1のホープフルSでは、◉フィデル4着と非常に悔しい結果となりました😇

このままで終わるわけにもいかないので、東京大賞典を的中させて今年の競馬を締め括りたいところです。

本名馬

◉⑮サンライズノヴァ

前走のチャンピオンズカップでは4コーナーのコーナリングまで動きださず、待っているうちに外からケイティブレイブに被せられて大きく追い出しが遅れてしまった。それでも最後は上がり3位の36.3秒の末脚を使い5着。勝ったテーオーケインズは強すぎたけれど、2着のチュウワウィザードとは0.3秒差まで迫っていた。元々1400から1600mのダートマイル付近を使われていたけれど、年齢を重ねるとともにズブさも出てきており、この距離はやや忙しくなっている印象を受ける。それでも2走前のJBCスプリントはドバイで活躍したレッドルゼルの2着に好走しているし、追い出すタイミングさえ合えば長くいい脚は使えていると思う。近走の着順から人気はそこまでしないと思うけれど、ジャパンダートダービー1番人気6着以来の4年ぶりの大井ダート2000m戦でリベンジを果たしてほしいね。

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以上、東京大賞典の予想でした!

オメガパフュームの引退レースでもあり、今年最後の注目の一戦ですね。おそらくこのオメガパフュームとミューチャリーが人気を分かち合うのかと思いますが、松若騎手がスムーズな追い出しを”今回は”出来ることを期待してみたいと思います。

皆様の予想の一助になると幸いです😘

※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。


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こんにちは、ちなおです。

今回はホープフルSの出走予定馬解説をしていこうと思います。

今年のG1レースを締めくくる一戦。有馬記念が終わってもまだまだ競馬熱は冷めやらない方はぜひ参考にしてください😘

ホープフルS 出走予定馬解説(馬番順)


①シェルビーズアイ

新馬戦(中京芝2000m)からの参戦。1000m通過が1:03.8という非常に中盤が緩む展開から、ラスト3ハロンが11.6-11.4-11.6のなる瞬発力戦を制して勝利。スローからの末脚勝負には対応できることは分かったけれど、ある程度中盤がタイトになるホープフルSのレース質に対応できるかは未知数だね。また、中2週の過密ローテーションもやや酷かと思う。

②アケルナルスター

前走未勝利戦(東京芝2000m)からの参戦。13番手の後方待機からの上がり33.5秒の末脚を使って大外から差し切り勝ち。最後の直線は逆手前で走行しており、それでもこの速さの末脚を使っていたことから、右回りになる今回でも脚は使えそう。新馬戦は前半1000mが1:05:6と非常に遅いペースで、先行勢や早めにまくった馬が有利だった。ただ、脚は使えており、この時も上がり最速の33.7秒の脚を使って11番手から追い込んでいた。堅実に脚は使えているため、鞍上の仕掛けどころが鍵になるかと思う。

③ラーグルフ

前走芙蓉S(中山芝2000m)からの参戦。同舞台でのレース経験があるのは好材料だけれど、レースラップが1000m通過地点で13.1秒まで緩み、比較的追走が楽だったレース。キャリア3戦中いずれも中盤緩み→瞬発力勝負のレースだったこともあり、12秒台半ばのラップが頻繁に刻まれるホープフルSのレース質に対応できるかが鍵になってくると思う。

④グランドライン

前走葉牡丹賞(中山芝2000m)からの参戦。その前に芙蓉Sでも同コースを経験しており2着に好走している。緩いラップの芙蓉Sから、後半のラップが引き締まり持続力勝負になった葉牡丹賞の両方に対応できているのは好材料。ただ、キャリア5戦をすでに消化しており、ホープフルSも中2週で迎える。疲れが出てきていないかは不安なところ。

⑤キラーアビリティ

前走萩S(阪神芝1800m)からの参戦。その萩Sではタイム差無しでダノンスコーピオンの2着に敗れるも、ダノンスコーピオンは次走の朝日杯FSを3着に好走。2走前の未勝利戦(小倉芝2000m)では1:59.5秒で走破し、2歳レコードタイムを更新した。この時2着と7馬身差をつけて勝利しているけれど、2着馬はパーソナルハイで、次走赤松賞でナミュールと0.3秒差の2着に好走している。ラスト3ハロンを12.2-11.8-10.8という加速ラップを馬なりで駆け抜けているのを見ると、世代的に相当能力は高いように思える。

⑥コマンドライン

前走サウジアラビアRCからの参戦。サウジアラビアRCは朝日杯FSの前哨戦になることが多いけれど、陣営は「1600mはせわしない」と判断しこの舞台を選択したという。レース内容としては前半1000m通過が1:02.6秒のゆったりとしたペースからの末脚勝負となった。ただこの時のコマンドラインは上がり3位の33.5秒と、2着から4着までの馬とはペース的にも位置取りの差だったように思える。それでも11.4-10.9-11.5でラスト3ハロンを締めくくっており、末脚勝負でもタフなレースでもこなせるかもしれない。新馬戦で戦った相手の10頭のうち4頭はその後勝ち上がっている。初の右回りをこなせるかどうかだね。

⑦サトノヘリオス

前走エリカ賞(阪神芝2000m)からの参戦。そのエリカ賞では2歳レコードタイムを更新する走りを見せた。直線でジャマンとヴェールランスに挟まれそうになり若干減速するも、そこからさらに伸びて上がり最速の35.2秒の末脚を使って勝利。ヴェールランスは新馬戦で、後に東スポ杯2歳Sでイクイノックスの0.5秒差3着に好走するテンダンスに勝利している。2走前の未勝利戦(中京芝2000m)でも、当時の2歳レコードタイムを更新している。(同日の野路菊Sでロンに再度更新されてしまう)新馬戦は直線の勝負所で左前を走っていたトーセンシエロが外に膨れて、驚いたのかこちらも外に膨れるロスがあり、伸びきれずの4着。能力はあるかと思うけれど、中1週とかなり詰まったローテーションが気になるところ。

⑧ジャスティンパレス

前走黄菊賞(阪神芝2000m)からの参戦。前半3ハロンが38.5秒とゆったりした序盤から12秒台後半の中盤ラップからのラスト3ハロンが11.9-11.1-11.7秒の末脚勝負の一戦だった。人気薄のメイショウゲキリンが逃げて2着に残っており、圧倒的に前有利の展開だった。レース質的には過剰な評価は控えたいと思う。ここまで緩んだ展開で上がり3位の34.6秒ということで、ペースの引き締まる中でどれだけ脚を溜められるかだと思う。また、新馬戦5頭、黄菊賞6頭とごく少頭数のレース経験しかないのも不安要素かな。ルメール騎手が身体の緩さを指摘していて、ここは様子見の一戦かと思う。

⑨ボーンディスウェイ

前走葉牡丹賞(中山芝2000m)からの参戦。この馬も中山芝2000m戦を2回経験しており、2戦2勝。2走前の未勝利戦では5番手で控えて上がり最速の35.2秒の末脚を使って勝利。前走の葉牡丹賞では代わって逃げの手を打って粘りきって勝利。ある程度頭数が揃ったレースでも好走できており、福島、中山の小回りコースもこなせているし、コース相性はよさそう。ただ、すでにキャリア4戦を消化していて今回も中2週での出走。過密なローテーションが裏目に出る可能性もある。

⑩マテンロウレオ

前走新馬戦(阪神芝2000m)からの参戦。この馬も前半3ハロン37.5秒、1000m通過1:03.0秒のスローペースからの末脚勝負を制しての勝利だった。直線で前2頭が壁になりながらも内に進路を見出しそこからジリジリ伸びていた。内がまだ使えた状態だったのと、横山典騎手の好騎乗が光る内容だったけれど、この時は1枠1番ということで、よく言えばロスの少ない競馬ができていたのも勝因かと思う。今回6枠10番というのと、頭数が12頭から16頭に増えるということで、ごちゃついた道中になると力を発揮できないかもしれない。

⑪クラウンドマジック

前走萩S(阪神芝1800m)からの参戦。その萩Sでは序盤ポツンと1頭置いていかれる形となり、600m地点で追いつくも序盤で脚を使ってしまった。キラーアビリティの項目でも述べたように、ラスト3ハロンが11.3-10.6-11.8の超瞬発力戦になり、位置取り的にも厳しい展開だったものの、最後はよく伸びて3着を確保。ただ、2着キラーアビリティとは5馬身離されている。2走前の野路菊Sではロンの2着に好走しており、同日のサトノヘリオスの出したレコードタイムと0.5秒差の2:00.5秒で走破している。後方からの競馬経験がなく、展開の助けは必要になるかもしれないけれど、前半が引き締まるペースならば、追走でしんどくなった馬を抜かして着を拾うことはできるかもしれない。

⑫オニャンコポン

前走百日草特別(東京芝2000m)からの参戦。新馬戦は今回と同コースの中山芝2000m戦で勝利している。この時上がり34.4秒の2位の末脚を使っているけれど、ラスト3ハロンの坂を加速ラップで走破している。この2戦はしっかりとスタートを決めていて、安定した先行力と番手で折り合える素直な競馬ができている。特に、スタート後にフラフラすることもなく真っ直ぐ走り先行ことができており、これは好材料だと思う。ホープフルSは基本的に好位からの競馬を進めた馬が勝利するレース。この競馬スタイルができているので侮れないと思う。

⑬フィデル

前走京都2歳Sからの参戦。ここ2戦スタートはすんなりと出れていて、好位につける競馬ができている。川田騎手は「今はまだ動ききれなくて、まとまった走りができていない」と指摘しているけれど、それでも4コーナーから反応し、外から迫ってきたジャスティンロックに抵抗していたし、2着ビーアストニッシドとはハナ差だった。5ヶ月ぶりの実践で馬体重も+12kgと身体的な成長はしているので、陣営が若干不安視している折り合いがつけば面白い1頭かと思う。

⑭タイラーテソーロ

前走新馬戦(福島芝1800m)からの参戦。減量騎手の斤量52kgを活かして逃げの手を打ち、そのまま逃げ切り勝ち。レースラップは800m地点で14.7秒まで緩む非常にゆったりとしたペースで他のどの出走馬よりも楽なペースでの勝利だった。斤量も増えペースも上がり、距離も延長なのでここでの好走は難しいかと思う。極端に馬場が渋って時計のかかるレースなら今後狙ってみてもいいかもしれない。

⑮アスクワイルドモア

前走札幌2歳Sからの参戦。勝ったジオグリフは流石に強かったけれども、この馬も後方で脚を溜めて、上がり2位の36.5秒の末脚を使って2着。仕掛けの加速がジオグリフの方が手応えが良かったため置いていかれる形になったけれど、末脚の脚色に大きな差はなかったと思う。2走前の未勝利戦では直線で外からヒルノロワールの斜行のアクシデントでつまづきかけていたけれど、何とか態勢を立て直して、上がり2位の36.9秒の末脚を使って勝利。このロスが無ければさらに着差をつけて勝利していたかもしれない。
武豊騎手のJRAG1完全制覇のかかる一戦で期待は高まりそうだね。

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以上、ホープフルSの出走馬の解説をしてみました!

さすがにnoteでの予想に手が回りそうにないので、今回はこちらで個人的な評価順位の上位5頭を書かせてもらおうと思います。展開予想、馬場状態の考察をいつもご覧になられている皆様、申し訳ございません🙇‍♂️

1 ⑥コマンドライン

2 ⑤キラーアビリティ

3 ⑬フィデル

4 ⑦サトノヘリオス

5 ③ラーグルフ

この中からオッズ妙味や成長度合い、レースぶりを評価して、本名馬は◉フィデルとします。



皆様の予想の一助になると幸いです。

私自身、そして皆様が今年の中央競馬を締めくくれる結果になりますように!



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こんにちは、ちなおです。

今回は有馬記念の出走予定馬の解説をしていこうと思います!

いよいよ有馬記念、今年の中央競馬に終わりを告げる蹄音も聞こえてきましたね。

私自身、そしてお読みいただいている皆様が今年を的中で締めくくることが出来るように祈るばかりですね😣

有馬記念 出走予定馬解説(五十音順)


アカイイト

前走エリザベス女王杯からの参戦。今年のエリザベス女王杯は前でシャムロックヒル、ロザムールが競り合い前半1000mが59秒とかなり引き締まったペースとなった。アカイイトは13番手で脚を溜めて、外外を回りながら上手くペースに巻き込まれないように道中は進んでいた。直線では上がり最速の35.7秒の末脚を使って大外から差し切り勝ち。それまでのキャリアは19戦だったけれど、そのうち12回が上がり最速の脚を使っており、安定して速い上がりが使えるタイプなので、展開的に向いた部分もある。キズナ産駒に見られる傾向で、ある程度ペースが上がっても追走できる力もあり、バテずに速い脚を使うことの出来るハイブリッドタイプだね。今回も逃げそうな馬が何頭かいることから、ペースは流れるかもしれないので、展開的にも向く可能性はあると思う。

アサマノイタズラ

前走菊花賞からの参戦。セントライト記念では前が競り合う中で後方4番手で脚を溜めて、先団にいて先に抜け出したソーヴァリアントを上がり最速の34.6秒の末脚を使って差し切って勝利。ソーヴァリアントは利尻特別(一勝クラス、札幌2000m)でラスト3ハロンを11.3-10.9-10.9という驚くべきタイムを出して走破している。後のチャレンジCも、重賞好走歴のあるヒートオンビートに3馬身差をつけての快勝だった。
次走の菊花賞でも同様の競馬スタイルで、最後方の18番手から脚を溜め残して、直線で差す競馬に出るも9着。1600m通過が14.3秒とかなりのペースダウンでタイトルホルダーが逃げ切るレースとなった。その内容で上がり最速の34.7秒の脚を使い、内をすくいながら直線では伸びていたので、この敗戦から評価を落とす必要はないかと思う。ペースが引き締まる中で、後方で脚を溜めることが出来るなら面白い一頭だね。

アリストテレス

前走ジャパンカップからの参戦。そのジャパンカップではハナを切る競馬をし、スローペースで後続を引っ張る形となった。ただ、3コーナー付近で手応えが怪しくなり、そのまま後続に差されて9着。京都大賞典でベレヌスが刻んだ厳しいペースを追走し、スタミナ勝負に対応できたように、スローからの末脚勝負より引き締まった展開の中で粘り切る競馬の方がこの馬には向いてそう。菊花賞でコントレイルをクビ差まで追い詰めたタフさは評価する必要があると思う。今回は速いペースで逃げそうな馬もいるし、前目で粘り込む競馬ができれば期待は持てそうな一頭かと思う。

ウインキートス

前走エリザベス女王杯からの参戦。そのエリザベス女王杯では8枠で外枠ということもあり、内の馬に前のポジションを取られてしまい、後方10番手からの競馬となった。元々前目の好位に付けての競馬だったから、この位置での競馬はキャリアの中でも最も後ろからの運びとなった。キレる速い末脚を使えるタイプではないから、後方勢に向いた展開とはいえ差すことができなかった。ただ、前目につけることが出来た時は良成績を残していて、頭数の真ん中の数字より前で競馬ができた時は5-5-3-2と上々。逆に頭数の中間より後ろだった時は0-1-0-3となっている。内めの枠に入って先行できそうな並びならば注目したい。

エフフォーリア

前走天皇賞・秋からの参戦。今年無敗で皐月賞を勝利した馬だね。その皐月賞ではインの3、4番手という理想的なポジションで競馬をし、直線で抜け出してからの脚も衰えなかった。スタートの出も良く、すんなり好位につけて競馬が出来るのも強みだと思う。日本ダービーでも勝ったかと思ったレースだったけれど、ハナ差でシャフリヤールに敗れた。上がりタイムは揃って33.4秒の最速をマーク。追い出すタイミングのほんの僅かな差が結果に出たのかと思う。500kgを超える大きな馬体から、中距離でもこなせるスタミナはありそう。天皇賞・秋では無敗クラシック三冠、後のジャパンカップ勝ち馬のコントレイルにも勝利した。ただ、ラチを頼る競馬になりがちで、内めの枠の方がいいかと思えばストライドも大きいので、のびのびと走ることの出来るポジションが必要になってくると思う。500mの距離延長かつコーナリングが多数ある中山芝2500mという条件はあまり歓迎ではないかな。

エブリワンブラック

ダートで活躍している馬だね。さすがに回避だと思うよ。

キセキ

前走ジャパンカップからの参戦。今回が引退レースだね。アリストテレスの項目でも述べたけれど、京都大賞典ではベレヌスが厳しいペースを刻む展開となった。そのベレヌスを見ながら2、3番手で先行してスタミナ比べに持ち込んで3着。どうしてもゲート難があり、7歳となった今年もゲート練習はよく行われていた。昨年の有馬記念でも出遅れていたし、ジャパンカップでも出遅れたね。そのゲート難から最後方からの競馬になることもあるけれど、重馬場の金鯱賞を上がり最速の35.9秒の末脚で追い込んできたりと、7歳になっても速い上がりが使えているのはこの馬の能力の高さだと思う。スローペースからの瞬発力勝負になるとやや分が悪いけれど、厳しいペースで後続が脚を使えなくなる展開なら狙えると思う。ただ、有馬記念での7歳馬の成績は0-0-0-11となっている。有馬記念は4回目の出走になるけれど、0-0-0-3といずれも馬券外。年齢的に上積みも見込めない中、ここでの激走は展開が向いたとしても厳しいとは思う。

クロノジェネシス

前走凱旋門賞からの参戦。その凱旋門賞は7着に敗れるも、日本の馬場とは大きく異なる舞台でかつ重馬場というのは流石に堪えたかと思う。休み明けの方が成績が良く、昨年の有馬記念は天皇賞・秋からの参戦ということでややそれまでに比べて間隔が詰まっていたけれど、それでも見事に勝利を納めた。ちょうど残り1000m地点から早めにペースアップし、4コーナーでは既に3番手にいて、そこから上がり2位の36.2秒の末脚を使ってフィエールマンを交わして勝利。スローペースからの末脚勝負になるならばほぼ死角はないと思う。中団でも折り合うことができるし、先行しても長くいい脚を使えるから、極端なポジションでない限りはどこからでも競馬ができるタイプだね。凱旋門賞の疲れ、全馬未踏のグランプリ4連覇という大きな試練はあるけれど、この馬にはそれらを覆しうる力はあると思う。今回が引退レースということで、自身の持つ最高のパフォーマンスに期待したい。

シャドウディーヴァ

前走ジャパンカップからの参戦。元々後方で脚を溜めて、直線でキレのある末脚を使う競馬だったけれど、前走のジャパンカップでは3番手からの先行策となった。流石に粘りきれず失速し、勝ち馬コントレイルには差を付けられたものの3着シャフリヤールとは0.4秒差に留まっていて、4着から7着までは横に並んでいてさほど大きな差がなかった。終始内に進路を取り、ロスは少なかったと思うけれど、東京競馬開催最終週ともあって内はかなり荒れていた。そんな中、直線でも最内を通りこれまでとは違った競馬スタイルをしながらもこの着差に留まっているのは評価したい。東京芝コースでの実績が2-5-2-4なのに対し、それ以外は1-0-1-9と実績的にかなり割れている。中山競馬場でのレースは2019年の常総S(3勝クラス・芝1800m)以来となる。やはり大箱の広いコースのほうが向いているように思うので、横山典騎手の手腕でどこまで着順をあげることができるか。

ステラヴェローチェ

前走菊花賞からの参戦。菊花賞のレース後に吉田隼騎手は「正直今の状態を考えれば頑張ったと思います。稽古でもこれほど動けないのかという感じでしたが力がありますね。(略)」と述べており、状態面に不安があったことを示唆していた。それでも道中15番手追走で3コーナーから4コーナーにかけて手応えよくどんどん押し上げていき、上がり最速の34.7秒の末脚を使ってハナ差の4着。不良馬場だった神戸新聞杯での激走もあり、疲れが抜けきっていない状態だったのかもしれないけれど、同レースで好走したレッドジェネシスが13着、モンテディオが14着、4着だったシャフリヤールが菊花賞を回避したほどだったので相当厳しいローテーションだったのだと思う。今回は2か月の休み明けとなるけれど、2か月以上の休み明けの成績は2-1-1-0で、馬券外となった2戦はいずれも2か月以内の間隔だった。馬場が渋った時も走り、稍重以下での成績が3-0-1-0と馬場状態も不問。キャリア8戦の中で上がり3位を下回ったことがなく、どのような場面でも速い上がりを使えるのも好材料。馬場が渋るなど、他の馬が脚を使えないような展開になっても面白い1頭だと思う。

タイトルホルダー

前走菊花賞からの参戦。その菊花賞ではスタートから押してハナを取りに行き、マイペースで逃げてそのまま押し切って2着オーソクレースに5馬身差の0.8秒差をつけて勝利。前哨戦のセントライト記念で13着と敗れたが、内で包まれてしまい進路を見いだせずの敗戦だったのでここは度外視だね。騎乗した田辺騎手、横山武騎手はそろって「前に馬を置くとファイトする」「ムキになるところがある」といった発言をしており、スタイルとしては番手追走より逃げが一番向いているのかと思う。中山芝内回りコースの実績も豊富で、それに限定すると2-1-0-1と良成績を残している。中山芝で唯一負けたのは上述のセントライト記念のみ。楽逃げできれば死角はなさそうだけれど、今年の有馬記念は前に行きたい馬がそろっている印象なので、先行争いが激化してしまうと距離短縮とはいえもたない可能性がある。また、横山和騎手への乗り替わりということで、逃げたときにペースメイキングができるかどうか。昨年のグレイトフルS(3勝クラス)で同コースをジャコマルで逃げ切りウインキートスに先着している実績もあり、G1の舞台でもこの感覚を発揮できるか。

ディープボンド

前走凱旋門賞からの参戦。前哨戦のフォワ賞(ロンシャン芝2400m・G2)では逃げ切り勝ちだった。本番でも力を出せるかと思われたけれど、良馬場だったフォワ賞と異なり重馬場でのレースとなり、かつ控える競馬となったので自身の持ち味を生かすことができず大差でしんがり負けとなった。大トビでストライドの大きいこの馬にとって控えて末脚を活かす競馬は向いておらず、中山金杯での敗因も馬郡に包まれてそのまま失速して14着。ただ、前に馬を置かずに雄大なストライドをのびのびと使える運びで、かつスタミナ勝負になると本領が発揮できると思う。阪神大賞典、天皇賞・春を先行して速い上がりを使うことができており、逃げ馬が速いペースで引っ張る展開ならば面白い1頭だと思う。また、今年の好走馬のトレンドである母父キングヘイローという血統でもある。アサマノイタズラ(セントライト記念1着)、ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞1着)、ピクシーナイト(スプリンターズS1着)、ウォーターナビレラ(ファンタジーS1着)、イクイノックス(東スポ杯2歳S1着)等、この上なく活躍している。この潮流は気になるところ。

パンサラッサ

前走福島記念からの参戦。その福島記念では前半1000m57.3秒という非常に速いペースを自らの逃げで演出し、そのままの流れで押し切り、2着のヒュミドールに4馬身差をつけて快勝。今回も逃げ候補の筆頭で、ここでも大逃げを打ってくる可能性はあると思う。ハイペース演出のカギになりそうな馬だね。
逃げ勝っているのはいずれも2000m以下のレースで、それ以上の距離のレース経験は昨年の神戸新聞杯となる。この時も逃げる競馬をしたものの逃げ粘れず12着。この時は大逃げではなくすぐ直後に馬がいる状態だったので、前走、前々走のように大逃げして差し馬が届かないほどの差をつけてそのまま押し切る競馬のほうがよさそう。前走も平坦コースながらラスト3ハロンがかなりの減速ラップだったことから、500mの距離延長に対応できるかは微妙なところ。

ペルシアンナイト

前走チャレンジカップからの参戦。そのチャレンジカップでは7番手追走で脚を溜めて、直線では上がり最速タイの33.9秒の末脚を使って外目から強襲し3着。年齢とともに瞬発力は衰えていくものだけれど、7歳になっても瞬発力勝負に対応できているのは評価できると思うよ。特に札幌競馬場での成績がよく、高速馬場で、ある程度道中脚を使うような展開のほうがこの馬には向いてそう。2017年皐月賞2着、2018年大阪杯2着、同年マイルCS1着と3,4歳時はG1でも活躍できていたけれど、今は好走できる舞台が限られてしまっている。昨年の有馬記念にも出走し、12番人気ながら7着、上がり2位の36.2秒の末脚を見せるなど、まだやれそうな気はするけれど、キセキでも述べたように有馬記念の7歳馬の成績は0-0-0-11となっている。また、前走G3の馬の成績も0-0-0-8となっていて臨戦過程的にも評価はしづらい。

メロディーレーン

前走古都S(3勝クラス・阪神芝3000m)からの参戦。350kg前後の馬体重と非常に小柄な馬体ながら、中長距離路線をコンスタントに使われている馬だね。タイトルホルダーと同じ母を持ち、この2頭を見る限りはかなりのスタミナに秀でた血統なのかと思う。古都Sでは斤量53kgの恩恵が活きてしまいの伸びにつながったと騎乗した岩田望騎手は言及していたね。今年は格上挑戦で天皇賞・春、宝塚記念とG1に出走しているけれど、いずれも二桁着順に敗れていて、着差も2秒近く離されている。条件戦でも大きく差をつけて勝ったわけでもなく辛勝が多かったし、距離はこなせても相手関係が5段階上がり、斤量も55kgの定量になる今回は厳しいと評価せざるを得ないかな。

モズベッロ

前走ジャパンカップからの参戦。元々後方からの競馬をするタイプで、特に馬場が渋ったときは重心の低いフォームを活かして掻き込むような走法から、ほかの馬が脚を取られている中でも脚を使うことができる。陣営も本番は一雨ほしいことをジャパンカップの時には示唆していた。秋は京都大賞典に始まり今回で4戦目。叩いた上積みが欲しいところだけれど、ここ3戦二桁着順に敗れており、ここでの一変を求めるのも酷なことかと思う。降雨で馬場が渋れば評価は見直してみたいところだね。

ユーキャンスマイル

前走ジャパンカップからの参戦。天皇賞・秋の時には後方待機からの上がり33.4秒の末脚を使って追い込んでいた。メンバー中では上がり4位の末脚で、道中脚を溜めることができれば6歳の今でも末脚勝負には対応できると思う。ただ、昨年の有馬記念のように道中でペースがあがり、ほかの馬が加速する中ついていけていないレースも見受けられるので、どちらかといえばスローからの末脚勝負になるほうがいいのかと思う。ただ、4歳時には出走するレースのメンバー中では速い上がりを使えていたものの、それができなくなっていることから、その展開になったとしても、よりキレのある末脚を持つ馬に先越されてしまいそう。今年の重馬場の阪神大賞典で2着になっているように、雨で馬場が渋るなど、ほかの馬が脚を使いにくい展開になるほうがよさそうだね。

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以上、有馬記念の出走予定馬の解説をしてみました!

クロノジェネシス、エフフォーリアの2強ムードもありますが、果たしてどうなるでしょうか🤔

「ヤクルトが優勝した年の有馬記念は荒れる」といった都市伝説も存在しているみたいですね。昨年は11番人気のサラキアが2着となり連が荒れましたが、基本的には有馬記念は上位人気が強いレース。特に1番人気は過去10年で6-1-1-2と堅実に馬券に絡んでいます。

さらに、今年は3歳馬が4頭出走。若い馬の勢いにも注目したいですね。

皆さまの予想の一助になれば幸いです😘

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こんにちは、ちなおです。

今回は兵庫ゴールドトロフィー(園田ダート1400m Jpn3)の予想をして行こうと思います。

園田競馬の1年を締めくくる重賞ということで、予想もしっかり的中させて終わりたいところです。

直近の地方交流重賞は、

兵庫ジュニアグランプリ ◉セキフウ1着
全日本2歳優駿 ◉コンバスチョン2着

と2連勝中なのでこの勢いのままいきたいですね😘

本命馬


◉⑪ラプタス

昨年の兵庫ゴールドトロフィーの3着馬だね。この時はスタートで大きくつまづいて最後方からの競馬となり、大外を回りながら序盤から脚を使わざるを得なかった。さらに道中は上昇しながらの競馬で、3コーナーからさらにペーを上げて、まくりの体勢に入っていた。終始脚を使いっぱなしだったものの、スムーズにインを回り勝利したサクセスエナジーと0.1秒差の3着だった。メンバー2番目の57.5kgの斤量を背負い、これだけロスの多い競馬となったものの、勝ち馬との差はほとんど無かった。そのサクセスエナジーには2走前の佐賀サマーチャンピオンで7馬身差を付けて勝利。この時は逃げることができ、上がり2位の37.6秒の末脚を使って押し切っている。前走のテレ玉杯では1枠1番という内枠で出遅れてしまい、外からアランバローズが勢いよく先行した事で中枠の馬が締められて内に殺到し、先行できず後ろのポジションで揉まれてしまう展開となった。その結果かかってしまい首が上がりやや制御が効かない様子だった。前が開いてからは先行勢に追いつくため追い通しになり道中でかなり脚を使わされていた。関東圏のレースは何故か不慣れで、中央、地方合わせても0-0-0-4となっている。輸送の関係もあるのかもしれないけれど、今回はそこは気にしなくても良さそう。
昨年と同じ外枠ということで、出遅れたとしても内で揉まれることはなさそう。12頭立て以下のレース(ダートのみ)では4-0-1-1となっていて、少頭数での競馬では十分に力を発揮できると思う。地方交流重賞を4勝しているということもあり、地方競馬場の小回りコースにも対応してきているのも好材料。今年は勝利する姿を見たいね。

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以上、兵庫ゴールドトロフィーの予想をしてみました!

テイエムサウスダンが断然の人気が想定されますが、ここは挽回を期待したいですね。

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こんばんは、ちなおです。

今回は12月14日(水)に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿(Jpn1・ダート1600m)の予想をしていきます。

前回の地方競馬は全日本2歳優駿の前哨戦でもある兵庫ジュニアグランプリの予想でした。そこでの予想も活かして的中させることができるといいですね😘

本命馬


◉⑤コンバスチョン

兵庫ジュニアグランプリの予想では、セキフウを本命にして見事1着になったのだけれど、レース内容的にはこちらの馬の方が厳しいレースをした中での2着だと思うので、今回はこの馬を本命にしようと思います。

その兵庫ジュニアグランプリでは、まずスタート直後に外から被さるように8番のプライルードが前に出ていったのだけれど、その時に巻き上げられた砂をとても嫌がる素振りを見せていた。さらに外から砂を被らずに来た10番のセキフウにポジションを取られてしまい、厳しい小回りコースで1コーナーから外を回らされる展開となった。結局セキフウ3番手、コンバスチョン5番手の追走になった。3コーナー手前でセキフウに早くもムチが入るのだけれど、それを仕掛けどころと見たのか、三浦騎手もほぼ同タイミングで押し上げてセキフウを追い越す形で捲りあげて行った。ただ、この時点でセキフウの手応えが良くなく前が空かず、プライルードも速いペースを番手追走していたのでそこまでの手応えは無かった。結局4コーナーで内3頭分を外に回されることとなり、セキフウはバウチェイサーとプライルードの間をこじ開けるデムーロ騎手の剛腕でロスを抑えながらの競馬と差が出来てしまった。それでも外からしぶとく伸びてタイム差なしのクビ差2着。最後は仕掛けるタイミングと通った場所の差だと思う。前走は輸送があったけれど今度はセキフウが輸送になる。また、左回りのワンターン経験と前走で厳しいコーナーを経験したのも好材料と見るよ。地方ダートでも結果が出始めている松山騎手の腕にも注目したいね。

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以上、全日本2歳優駿の予想をしてみました!

基本的に中央馬が強いレースだと思いますが、地方馬も1桁人気となるとチャンスもあるみたいですね。今回は穴馬は時間が無く書いていませんが、ぜひ探してみてください!

皆さまの予想の一助になると幸いです。

※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。


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