ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2022年01月

ちなおからこんにちは!

今回は東海S(中京ダート1800m)で個人的に気になっている出走予定馬を紹介していこうと思います。よろしければ、ぜひ参考にしてください😘

東海S 個人的注目馬(五十音順)


サンライズホープ(牡5)

前走のチャンピオンズCは15着。インティを見る形で3番手を追走し、道中はスムーズな競馬だった。騎乗した幸騎手自身も取りたいポジションは取れたと言っていたけれど、4コーナーで外から被さるようにアナザートゥルースにによられ、内にいたテーオーケインズに挟まれてしまい大きくブレーキがかかってしまった。そこから気持ちが切れたのか、ズルズル後退してしまう。このロスはかなり響いたと思う。中京ダートは2-1-0-1と適性はありそうで、スタートの出がよく、すんなり先行できるのも魅力的。東海Sで勝利した馬のうち、初角4番手以内だった馬は10頭中7頭いるし、この先行力は見逃せないかな。恐らく今回逃げるのはサルサディオーネ。時計が速くなって敗れたプロキオンステークスの反省を活かすことができれば、好走はできると思う。

スマッシャー(牡4)

前走の武蔵野Sでは4コーナーで外に出そうとしたタガノビューティーと外から被さってきたブルベアイリーデに挟まれてしまい大きくブレーキがかかるロスがあった。そこからは伸びずじまいで11着。2走前のグリーンチャンネルカップは1400mということでその前のレースから600mの距離短縮ということで少し忙しかった印象を受ける。仕切り直しの一戦ではあるけれど、末脚の伸ばし方的にも距離延長の1800mはプラスになると思う。3走前のJDDも4着ではあったものの1着から3着までとはタイム差無しで、ペース的にも圧倒的に先行勢が有利だった中で7番手から上がり最速の37.1秒の末脚を使って追い込んできている。巻き返しを期待したいね。


スワーヴアラミス(牡7)

前走のチャンピオンズCではスタートでつまづいて出遅れてしまい、後方2番手からの競馬となった。道中もやや追っつけ通しの競馬で末脚がキレるタイプでもないので、直線でも伸びきれずの8着。ただ、4コーナーから馬群が内に凝縮する中で、再内に進路を取ったものの、目の前にいたのは垂れてくるソダシと展開的にも恵まれなかった。追い通しの競馬になるのは今に始まったことではなく、継続騎乗している松田騎手も「常に追い続けなければならない馬」と言うように、少しでも気を抜くと途切れる一面は持っている。ただ、先行できた時のスタミナの持続力はかなりのもので、ペースが厳しくなった昨年の白山大賞典で3着、差しに向いたエルムSを勝利、ハイペースになりながらもハンデ57.5kgを背負って勝利したマリーンSと結果は出ている。2走前のみやこSも隣のニューモニュメントの出遅れの煽りを受けての出遅れとなっており、11番手からの競馬となった。今回は斤量も56kgと近走では軽い方の斤量となり、かつサルサディオーネが飛ばすスタミナ勝負になるかもしれない。そうなると、出遅れさえしなければ持ち味が活きると思う。

ブラックアーメット(牡4)

前走のベテルギウスS(リステッド)では前半3ハロン37.4秒、1000m通過1:02.2秒の非常にゆったりとした流れを11番手から上昇しながら追走。結果的には前で競馬を進めた馬が残る展開ではあったけれど、上がり3位の37.0秒の末脚を使って4着。騎乗した藤岡佑騎手が「上位が内を回ったのに対してこちらは外を回った分の差だと思います。」と言うように、道中は外外を回りながらの加速で4コーナーで膨れる素振りもあった。後方脚質がゆえ、コーナーロスは覚悟しなければならないと思うけれど、ダートのキャリア12戦中、上がり最速が2回、2位が5回、3位が2回とかなり安定して追い上げができている。ハイペースで前が総崩れになる展開となるとしれっと馬券内にくる可能性はあると思う。

ブルベアイリーデ(牡6)

3走前のBSN賞(新潟ダート1800m)では4番手を追走し、直線では楽な手応えで逃げたベルダーイメルを捕らえ、並んだ時にムチを1発入れるとさらに伸びてそのまま3馬身突き放して勝利。3着とは5馬身差の0.8秒差を付けていた。この時の10着馬は後に名古屋グランプリを勝利するヴェルテックスがおり、1kg重いハンデを背負って先着している。2走前のシリウスでもサンライズホープ、ウェスタールンド、ダノンスプレンダーとの激しい叩き合いになったけれど、3着を確保している。前走の武蔵野Sでは、近走とは異なる後方競馬になるも、上がり3位の36.1秒の末脚を使って4着。4コーナーでスマッシャーと接触し、直線ではワイドファラオとスリーグランドの狭い隙間にしか進路ができなかったけれど、そこからもう一段階伸びる様子がうかがえた。Mデムーロ騎手騎乗時は2-2-1-2と上々で、馬券外も4着2回。今回も好走を期待できるかと思う。

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以上、東海S出走予定馬より5頭をピックアップしてみました!

※この中から本命を選ぶとは限りません。

皆様の予想の一助になると幸いです😘


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ちなおからこんばんは!

今回は京成杯と日経新春杯の2重賞を予想していこうと思います。

土曜日の愛知杯は◉デゼルが3着で的中させることができました。この調子で日曜日も引き続いて的中させたいところですね😘


京成杯 本命馬


◉⑫サンストックトン


今回と同コースで行われた2走前の未勝利戦の内容を個人的には評価したい。レースラップは以下の通り。

12.6-11.0-12.8-12.1-12.4-12.1-12.7-12.1-11.3-11.5

注目したいは4ハロン目からのラップ。通常スローペースのレースは中断で緩んでからの後半の末脚勝負になるのだけれど、中盤は1400m地点まで12秒台前半の比較的タイトなペースを刻み、1400m地点で一瞬緩んで今度は12.1-11.3-11.5(34.9)と激流ラップとなった。そのラップを2番手で追走し上がり2位の34.8秒の末脚を使って1着レヴァンジルと0.1秒差の2着。レヴァンジルは次走の1勝クラスでアスクビクターモアとタイム差無しのクビ差2着。そのアスクビクターモアは新馬戦でジオグリフと0.3秒差3着、未勝利戦で後に東スポ杯2着のアサヒに勝利、アイビーSではドゥデュースの2着の馬で、3着ヴァーンフリートも新馬戦で後にアイビーS2着のグランシエロに勝利している馬と、かなりレベルの高いレースだった。そのレヴァンジル相手にこのタイトなラップで追い出しを待ちながらも2着に来ており、3着以下に8馬身差を付けているのはかなり評価できる。今回横山武騎手の騎乗停止で乗り替わりになるけれど、それで人気が落ちるなら面白い一頭だと思う。



日経新春杯 本命馬


◉⑩ヨーホーレイク


日本ダービーでは直線での完全な前壁で回避しようのないロスがあった。川田騎手も下手に乗ってしまったとレース後のコメントで悔やんでいたほどだった。神戸新聞杯を挟んで菊花賞に向かう予定だったが、目の外傷で回避し、昨年の年内は休養となった。現在は治療も完了し、問題は無いと友道調教師は述べているね。また、大きな馬体で器用さがなく上手く立ち回りができず届かずじまいの競馬が続いていたとも述べており、3歳戦の遅いペースで馬群が凝縮するレースはややこの馬には不向きだったのかもしれない。今回は初の古馬混合重賞だけれど、トビの大きさ的にもある程度のペースは流れたほうが力まず走ることができるだろうし、広い競馬場の方が向くと思う。稍重ながらかなり厳しいペースのレースとなった皐月賞で、上がり最速の36.6秒の脚を使って4コーナーで挟まれて他馬と接触しながらも気を途切れさせずに伸びていたのを見る限りは、相当な勝負根性があると思った。自身は5着だったけれど、エフフォーリアには完敗したものの2着から4着までとは0.1秒差以内の着差に留めている。中京コースはスパイラルカーブで基本的に大外を回すのはかなり不利にはなるけれど、昨年のきさらぎ賞(中京芝2000m)では大外ぶん回しからの上がり最速の脚を使って2着。不利を度外視して好走していた。土曜日時点で外差しも決まっていることから、走法、適正、トラックバイアス的にも今回の条件にかなり適合すると思う。

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以上、日曜日の2重賞を予想してみました!



皆様の予想の一助になると幸いです😘


※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。


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ちなおからおはようございます!

今回は中央競馬の予想をしていこうと思います。

今後、競馬予想の記事はnoteからブログに移行していこうと思います。閲覧は変わらず自由にできますのでこれまで通り見ていただければ幸いです!

愛知杯 本命馬

◉⑫デゼル

前走のエリザベス女王杯で、レース後に騎乗した武豊騎手は「直線の勝負どころでもたつきました。脚はジリジリと使えていたが…」と振り返っている。2走前の府中牝馬ステークスではこれまで後方からの差し競馬だったけれど、4番手からの先行策となった。エリザベス女王杯は前半3ハロン34.1秒、1000m通過59秒とかなり速いペースで道中は流れていたため追走がこの馬にとっては厳しかったのかもしれない。府中牝馬ステークスも慣れない先行策で、逃げ馬について行くというこれまでとは異なるペースだったため直線で脚が残っていなかった。

今回のレース展開としては、確固とした逃げ候補がおらずスローペースが濃厚で、序盤からペースは落ちると想定したい。おそらくウインアグライア、ラルナブリラーレあたりがハナをきることになると思うけれど、いずれも速いペースで逃げるタイプでもない。

そうなると、この馬の持ち味が活きると思う。元々は2020年のスイートピーSで上がり32.5秒という3歳牝馬としては異次元の速さで14番手から差し切り勝ちをしていた馬。オークスは2番人気に支持されるも11着だったけれど、中2週の厳しいローテーションだったことを考えるとやや期待されすぎていたのかもしれない。それでも上がり4位の33.8秒の上がりを見せていて、600mの距離延長でも末脚の堅実さは見て取れた。

中京芝2000mも2年前のローズSで経験しており、4着に敗れたものの、上がり最速の33.8秒の脚で4コーナー17番手から大外を回りながら追い込んできており、走破タイムも2:00.4秒と、過去10年の良馬場の愛知杯勝ちタイムの平均より速い。リリーピュアハートが直線でよれて、それに驚きデゼルも外によれるロスがあったことも考慮すると、もう少し上位と着差は縮まっていたかもしれない。

友道調教師も「夏の休養明けから使いつつ、ようやく状態が良くなってきた」と述べており、状態は上向いている様子はうかがえる。

11月から3月の寒冬期の成績も2-0-1-1と上々。阪神牝馬ステークス以来の勝利を期待したい。

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以上、愛知杯の予想をしてみました!

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※基本的に単複馬券を想定した予想になります。同じく単複勝負や買い目の抑え等を検討される時の参考としてご覧いただけると幸いです。


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こんにちは、ちなおです!

今回は日経新春杯の出走予定馬の全頭解説…をしたかったのですがどうしても時間が取れないため、個人的注目馬を紹介しようと思います。この中から本命を選ぶとは限りませんが、ご参考いただけると幸いです。


日経新春杯 個人的注目馬(五十音順)


エフェクトオン(牡6)

前走の福島記念では、パンサラッサの作り出した速いペースを横目に12番手で脚を溜めて、直線では上がり35.4秒の末脚を使って5着。パンサラッサには0.9秒離されるも、2着から4着までとは0.3秒差以内の着差に留めており、53kgの軽斤量が活きたとはいえ直線の末脚には注視する必要がありそうだね。条件戦時代はウインキートスと2度同じレースに出走し九十九里浜特別(3着)では4kg、土湯温泉特別(2着)では3kg重い斤量を背負って0.3秒差、0.1秒差にとどめており、阿武隈Sでは昨年の小倉記念勝ち馬のモズナガレボシに先着している。オープン入り後の重賞挑戦は2戦していずれも馬券に絡んでいないけれど、大きく離された負けでもないし、まだ見限れないと思う。

クラヴェル(牝5)

前走のエリザベス女王杯は前半600m34.1秒、1000m通過59秒というかなり流れたペースを13番手追走、直線では上がり3位の36.1秒の末脚を使って3着。インで包まれるところはあったけれど、横山典騎手の捌きが光る好騎乗だった。レース後の騎手コメントでは
「今まで最高の、一番の仕上がりだった。皆さんが思っているより、とても難しい、特殊な馬で、よく厩舎のスタッフがつくってくれました。すごい脚を使っているように見えるけど、ひとつ間違えたら掲示板もない。とにかくスタッフがいい形でもってきてくれたのが、ありがたい。勝てずとも、いい仕事ができたと思うが、また頑張ってもらいたい」とこの上ない仕上がりと好騎乗がしっかり噛み合ったレースでもあった。継続騎乗だろうから、この状態がキープできているか注目したい。

フライライクバード(牡5)

重賞勝ちがあるわけではないけれど、重賞を後に好走する馬とのレース経験が豊富な馬だね。

2020年アザレア賞
ディープボンド(仏フォワ賞1着、2021年有馬記念2着)と0.1秒差2着

2020年小牧特別
アリストテレス(2020年菊花賞2着、2021年AJCC1着)と0.1秒差2着。この時の3着馬はヒートオンビート(2021年目黒記念2着、同年チャレンジC2着)

2021年アルゼンチン共和国杯
オーソリティ(2020年、2021年アルゼンチン共和国杯勝利、ジャパンカップ2着)と0.5秒差3着

また、中京芝成績も2-1-1-0とオール馬券内でそのうち3戦は今回と同コースの2200m。かなりの安定感を誇っているね。鞍上はテン乗りの武豊騎手だけど、今回も無視できない存在。

ヤシャマル(牡5)

前走の中日新聞杯では行き脚がつかず、後方3番手からの競馬となり、直線では上がり最速の34.4秒の末脚を使うも8着。騎乗した丹内騎手も「もう少し前で競馬をしようと思って、出していったけど、行き切れませんでした」と言うようにややズブさが出てきているのかもしれない。ただ、この時はショウナンバルディが前半を非常に緩い流れで逃げて、完全に前の馬が脚の溜まる展開だったし、この位置取りから届かせるのは相当瞬発力がないと厳しかった。エプソムCでは先行策ができていたが、中盤は11秒台のラップが続くかなり引き締まったペースで、結果的に先行した馬には厳しい展開だった。実際に1着ザダルが2コーナー時点で9番手、2着サトノフラッグが15番手、3着ファルコニアが10番手と完全に後方の差し馬に向いていた。今回は逃げ候補がショウナンバルディのみなので、かつ逃げのペースはスロー濃厚。上手く先行出来れば面白い一頭だと思う。


ヨーホーレイク(牡4)

前走の日本ダービーでは4コーナーから手応え良く加速するも前4頭が壁になり、空いていた内に進路を切るもまた壁。やむを得ず進路を外に切り替えるも空いている進路は3頭分外でさらにロスが発生した。レース後に騎乗した川田騎手は「随分と力んで走っていました。うまく乗ることが出来ませんでした」と自らの騎乗に対しても思うところがあった様子。実際に脚が鈍った様子はなく上がりはメンバー中4位の33.8秒を計測しており7着。秋は目の外傷で休養し、菊花賞も回避することになったけれど、現在は完治し12月から乗り込まれている。皐月賞でも13番手から上がり最速の36.6秒の末脚を使って5着まできており、かなりのタフさロングスパート能力はありそう。仕切り直しの一戦に期待したい。


以上、5頭をピックアップしてみました!

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あけましておめでとうございます!ちなおです。今年も当ブログをよろしくお願いいたします!

さて、今回は中山金杯の出走予定馬の解説をしていこうと思います。今年一発目の中央競馬、幸先よく的中させたいですね😇

中山金杯 出走予定馬解説(五十音順)


アールスター

2020年小倉記念を格上挑戦で勝利。前走はディセンバーS(中山芝1800m)を7着に敗れるも12番手から上がり2位の34.8秒の末脚で追い込んで1着のローザノワールと0.5秒差まで迫った。前有利のトラックバイアスの中、後方から追い込んでこの着差まで迫っているのは好材料だけれど、条件戦の頃は前目につける競馬をしていて、一昨年の勝利した小倉記念から長岡騎手に乗り替わってからは後方からの競馬になっており、あまり積極的な競馬スタイルはできていない。3走前のオールカマーでは4番手追走でレースを進めるも16着に敗れる。中山芝は0-0-0-4となっており、できていた先行策で粘りきれていない現状も加味すると厳しいかと思う。

アトミックフォース

前走はアンドロメダS(阪神芝2000m)10着。馬券に左回りの成績が4-2-1-9なのに対し、右回りは0-2-0-6となっており、中山芝に限ると0-0-0-4となっている。オープン入りして以降勝ち鞍がないのもマイナス材料。ただ、中山芝には前有利のトラックバイアスがあるので、脚質的には合うかもしれない。スローペースで先行できれば大穴を開ける可能性もあると思う。

アドマイヤアルバ

昨年目黒記念では3着に好走するも、それ以外は2018年の京都新聞杯以来馬券になっていなかった。その好走した目黒記念のラップは以下の通り。

7.3-11.4-12.5-13.3-13.2-12.4-11.9-12.8-12.7-12.5-11.1-10.6-11.1

あまりに中盤が緩みすぎていて、ただ前に行けば残るといったペースだった。緩いペースを先行できればこのようにチャンスはあるかもしれないけれど、基本的に行き足がつかず後方からの競馬になっており、今回も二の足の速い馬に先行され、後方からの競馬になりそう。キレる脚を使えるタイプでもないので、距離短縮でもさすがに厳しい印象を受ける。

ウインイクシード

昨年3着、一昨年2着と中山金杯で2年連続好走している馬。スローペースからの末脚勝負になると分が悪いけれど、前目につけて粘り込む展開となると力を発揮できている。中山芝の成績も2-4-3-4と比較的良成績を残している。ただ、今回は昨年、一昨年が12月のディセンバーSを経由してからの叩き2戦目だったのに対し、今回は2ヶ月の休み明けでの参戦となる。2ヶ月以上の休み明けは0-2-0-5となっており成績は微妙。8歳ともあり上積みが見込めない中で、大きく期待を寄せるのは酷かと思う。

オウケンムーン

アルゼンチン共和国杯11着からの参戦。最後に勝利したのが2018年の共同通信杯で、同年の菊花賞から約2年の休養に入って2020年のオールカマーで復帰するも8着。3走前の札幌日経OPから長距離路線を歩むかと思われたけれど惨敗が続く。芝2000mは2-0-1-3と距離的には合っているかもしれないけれど、中山芝は1-0-0-3と未勝利戦以降馬券になっていない。ここでのいきなりの好走は厳しいかもしれない。

コスモカレンドゥラ

前走はダート戦のベテルギウスS(阪神ダート1800m)を使われてこの舞台へ。昨年の中山記念で6着だったものの、前有利の展開で11番手から上がり2位の34.3秒の末脚で追い込んで、1着ヒシイグアスと0.7秒差まで迫った。中山の舞台では2-0-1-6となっており、6回馬券外になっているものの前目に付けた時は比較的着差を縮めている印象を受ける。ただ、連闘かつリステッド競走でも結果が出ていない現状からは厳しいと判断せざるを得ないかな。

サトノクロニクル

良馬場で瞬発力を活かす競馬より、ややタフめな馬場になった方が力を発揮できるかと思う。4走前のどろんこ馬場になった福島民報杯3着が近走の好走例だけれど、次走の雨の降ったメイS(東京芝1800m)で6着ながら上がり最速の33.8秒の末脚を見せたり、過去には2018年阪神大賞典2着といった長距離でも好走していることから、スタミナ勝負になると可能性はあるかもしれない。ただ、もう8歳で上積みは見込めない中での出走なので過剰な期待は避けたいと思う。


シャムロックヒル

昨年のマーメイドSの勝ち馬。前走のエリザベス女王杯は逃げの手を打つも、同じく先行してきたロザムールと競り合う形となりマイペースで逃げることができなかった。メンバーレベルも上がり、定量の56kgを背負い引き締まったペースもなったこのレースはさすがに敷居が高かったと思う。今回52kgということでマーメイドS勝利時と同じ斤量になることから期待が持てるけれど、過去10年で中山金杯における斤量52kg以下の成績は0-0-0-10、また、牝馬の成績も0-0-0-8と結果が出ていない。今回エリザベス女王杯で競り合ったロザムールも出走することから再度の先行争いも考えられるので楽逃げできない可能性もある。

ジェットモーション

前走のディセンバーS(中山芝1800m)は4ヶ月半の休み明けでの参戦で14着に敗れているけれど、ローザノワールが逃げ残り、3着、4着、5着馬も初角4番手以内にポジションを取っただったことから、前が圧倒的に有利な展開だった。最後方からの競馬で、前半3ハロン36.7秒の非常にゆったりとしたペースだったことから、直線で上がり3位の34.9秒の末脚を使って追い込むものの前が止まらないレースだった。勝ち鞍はいずれも初角5番手以内の競馬だったことから、先行策ができれば面白いと思うけれど、想定は田辺騎手とあまり積極的な競馬をするタイプの騎手ではないのがやや懸念材料。

スカーフェイス

前走のチャレンジCでは11頭立ての8番手からの競馬になるも、上がり最速の33.9秒の末脚を使って5着。勝ち馬のソーヴァリアントは強かったにせよ、2着のヒートオンビートとは0.2秒差まで迫っている。団野騎手も、レース後に「いつもより前めの位置になるかと思っていましたが、位置が取れず、後ろからマイペースで運びました。」と言っているように、もう少し先行できていれば、着順を上げられていたかもしれない。最後は脚を余しており、距離的にも問題はなさそうだし、マイルは勝ち鞍はあるものの忙しい印象を受ける。人気しないのであれば面白い1頭かと思う。

タガノディアマンテ

前走は昨年のAJCCまで遡り、約1年ぶりの出走。昨年のステイヤーズSを2着、一昨年の万葉Sを勝利とスタミナ勝利になると好勝負になりそう。シャムロックヒル、ロザムールあたりが引っ張る展開でペースが上がるのであれば、持ち前のスタミナが活きるかと思うけれど、如何せん実践が約1年ぶりということでどこまで今回のメンバーと戦えるかは疑問。おそらくここは様子見の一線で、後に再度長距離への挑戦を見込んでいるならば中心視はしづらいかと思う。

トーセンスーリヤ

前走の天皇賞・秋ではカイザーミノルの2番追走で競馬を進めた。前半3ハロン36.2秒、1000m通過1:00.5秒というスローペースになり、速い上がりを使える馬に有利な展開となった。この馬は33秒台のキレる末脚はほぼ使えないと見立てていいかもしれない。中山記念、福島民報杯、新潟大賞典は先行しハイペースに巻き込まれての敗北で、函館記念ではそれらの経験を活かしたハイペース読みの離れた3番手という横山和騎手の好騎乗だった。今回は逃げ先行馬は見受けられるものの、あまりペースは上がらなさそうで、スローからの末脚勝負になりそうではある。展開的にはあまり向かないかもしれない。

ヒートオンビート

前走のチャレンジカップでは上がり2位の34.0秒の末脚を使って2着に好走。ただ、ソーヴァリアントとは0.6秒差の3馬身を離されており、着順以上に負けている印象を受ける。7着のモズナガレボシまでとは0.5秒差以内の着差で、位置取りの差のみでそれほど着差がなかった。安定した上がりを出せており、スローからの末脚勝負となると、この馬には向くと思うけれど、京都大賞典のように追走ペースが厳しくなると最後に止まってしまう。開催の進んだ中山競馬場の芝はタフになっており、中山経験のないこの馬にとって、現在の馬場+経験のない急坂は堪えるかもしれない。

ブレステイキング

3歳時はプリンシパルS2着、セントライト記念4着と賞金加算できず、クラシックへの出走は叶わなかったけれど、その後わずか4戦でオープン入りを果たした。3勝クラス勝利時は今回と同じ舞台のレインボーSでの勝利で、中盤の緩みが少ない比較的タフなペースでの3番手追走から抜け出して勝利。勝ちタイムが1:58.4秒と、ラブリーデイのレコードタイムと0.6秒差で好タイムで走破している。3、4歳の頃は休み明けでも好走できていたけれど、5歳以降は間隔を空けて使われることが多くなった。昨年の白富士Sでは13着と初の2桁着順に敗れ、騎乗したルメール騎手も「長い休み明けで最後はバテた。」と言っているように初戦は力を出しにくいタイプなのかもしれない。今回も昨年のオールカマー以来の約3ヶ月の休み明けにはなる。斤量が54kgと比較的軽いので、その恩恵を活かすことができれば。

マイネルフラップ

前走チャレンジC8着からの参戦。そのチャレンジCでは逃げの手を打つもソーヴァリアントに徹底的なマークをされ常にプレッシャーをかけられていた。ただ、ペース自体は非常に緩く、前半3ハロン38.2秒、1000m通過1:02.9秒と非常にゆったりとした展開の中で粘りきれず。長く脚を使えるタイプではなさそうなので、2000mは少し長い印象を受ける。

レッドガラン

主にマイルを主戦場にしており、前走も阪神芝1600mのリゲルS。2000m戦は2年前の鳴尾記念以来になる。2000mは0-0-1-2となっており、コーナー4つの戦歴もその鳴尾記念のみなので小回りコースに対応できるかも疑問。

ロザムール

この馬の好走パターンとしては、逃げて3ハロン、4ハロン目に12.5秒以上の緩むペースを作ることで昨年の七夕賞2着、中山牝馬Sはいずれもこの条件だった。昨年の中山金杯は4着に敗れているもこの条件は当てはまっていた。3勝クラス勝利時から、凡走しているのはいずれもこのタイミングで12.5秒以下のペースが続いて息が入らないレースとなっている。つまりマイペース逃げはほぼ必須となるけれど、今回は前に行きたい馬が数頭いることから、先行争いでペースが上がる可能性はある。ただ、北村宏騎手騎乗時は1-2-2-3と比較的成績は良いので、枠的に楽逃げができそうならば面白い1頭かもしれない。

ヴィクティファルス

新馬戦の後に重賞の共同通信杯に挑戦し2着。エフフォーリア、シャフリヤールとの一戦で非常にレベルの高かったレースだった。次走のスプリングSでは重馬場の中、上がり最速の36.1秒の末脚を使って差し切り勝ち。改めて共同通信杯のレベルが高かったことを認識させてくれた一戦だったと思う。しかし、クラシック戦全てに出走するも、皐月賞9着、日本ダービー14着、菊花賞10着と厳しい結果に終わってしまった。それぞれの敗因として皐月賞はグラティアスによる進路カット、日本ダービーは突然の先行策、菊花賞は距離が合わなかったことがあげられる。1つ気になったのはセントライト記念で、4コーナーで馬群に包まれて、進路が見いだせず前が詰まる厳しいレースだった中5着を確保しており、後にチャレンジCを快勝する2着ソーヴァリアントと0.5秒差、菊花賞2着の3着オーソクレースと0.2秒差と着順の割に健闘している印象。仕切り直しの一戦で期待は持てそう。


※ステラヴェローチェ、ヒンドゥタイムズは回避が確定しているので記載していません。
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以上、中山金杯の出走予定馬の解説をしてみました!

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