ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2022年03月

中山11R(マーチS)


◉⑪ヒストリーメイカー

前走の仁川Sではメイショウワザシが前半34.0秒で逃げるかなり速いペースを離れた4番手で追走。コーナーでは一番最初に仕掛けて先に抜け出しを図るも、更に脚を溜めた後続に差されてしまい4着。鞍上の小崎騎手もペースを考えればもう少し待っても良かったと述べているように、速いペースの中先に抜け出してもジリジリと伸びており地力の高さはうかがえた。調教でも前走以上に攻め動けており、状態も1度叩かれたことで上向きを感じる。昨年同レースで2着に好走しているし、鞍上も好走に導いた内田騎手。今年も好走を期待したいね。


中京11R(高松宮記念)


◉⑱グレナディアガーズ

前走の阪神カップは出遅れてスタートから気合いをつける競馬になり、かつ10番手で控えるという気性の難しいこの馬にとっては厳しいレースとなった。マイルCSは前半3ハロンが35.6秒のスローペースとなり、好位から抜け出した時に伸びなかったことからもうかがうことができるように、スローからの末脚勝負、つまりギアチェンジ性能が求められるとやや分が悪いけれど、距離短縮で11秒台を刻み続けるタイトなラップは向くと思う。4走前のNHKマイルCでは、2ハロン目が10.2秒と過去10年で最も速いラップとなり、先行勢が全滅し、差し追い込み馬が上位に来ている中で3番手に先行して3着に好走。また、4コーナーで外を回りながらかつ先に抜け出した分、目標にされながらの競馬だったけれど、ソングラインにギリギリまで抵抗していたし、勝ち馬のシュネルマイスターとは0.5秒差に留めている。鞍上も中京芝コース最多勝利、高松宮記念3勝の福永騎手。新たなスプリント王者の誕生を期待したい。

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以上、マーチSと高松宮記念の予想してみました!

今年最初の芝G1、春のクラシックに向けて弾みをつけたいところですね😘👍

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阪神11R(毎日杯)


◉⑧テンダンス

前走のつばき賞は前半3ハロン38.6秒、1000m通過1:04,4秒と非常にゆったりとしたペースで逃げて、ラスト3ハロンを11.4-10.4-11.1、上がり最速の32.9秒の末脚でまとめて1着。逃げの手に出て前に馬を置かない状態でこの上がりの速さを使えているのはかなり異質なように感じる。2走前の京成杯では終始内を回りながらの競馬で、直線でも進路が開くのを待たなければならなかったのと、前開幕から合わせて15日目で内が荒れに荒れた馬場だったためかなり厳しい展開となった。そんな中でも進路が開けてからは内で唯一伸びてきているし、1〜4着馬が全て外差しだったことを考慮すれば、かなり強いレースぶりだったと思う。調教評価からはS評価としたこともあり、状態ともに申し分はなさそう。外めの枠も引けたので、包まれずに大きなストライドを活かした競馬を期待したい。


中山11R(日経賞)


◉⑦ヒートオンビート

今回の逃げ候補はタイトルホルダーのみで、かつスロー逃げが考えられる。となるとスローからの末脚勝負の展開を得意とするこの馬を本命にするよ。近走で馬券外になったのはベレヌスが11秒台のラップを連発するタイトなペースとなった京都大賞典のみで、道中の追走で脚を使い果たしてしまい、直線では末脚が不発に終わっている。前走の中山金杯は初の中山コースでの競馬となったけれど、坂で止まることもなく、小回りコースもこなして3着に好走。2000m戦もこの馬にとってはやや忙しい印象だし、元々2200m戦以上を主戦にしてきていることから今回の距離延長も問題ないかと思うよ。展開的にも距離的にもここはこなしてほしいね。


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以上、毎日杯と日経賞の予想してみました!

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ちなおからこんにちは😀

今回は毎日杯の調教評価をしていきます。ぜひご参考ください😘

評価基準
とても良い S 
良い A
普通 B

毎日杯 調教評価(以下、五十音順)


コマンドライン A

美浦南ウッドでハヤヤッコ(古馬OP)と併せ。コーナリング直後に若干内によれる素振りがあったものの、馬なり余力で終い11.7秒でまとめているのは好印象を受けるね。前脚をグッと力強く曲げて地面を蹴っていることから力の伝達もしっかりできているかと思うし、タフな馬場でも対応できそう。ここは評価したい。

スーサンアッシャー B+

栗東Cウッドで単走。トビが大きくゆったりとした走り方ながら、終い11.7秒でと速いタイムでまとめている。コーナーも外めを回っており、小回りコースよりもワンターンの大箱競馬場の方が向きそう。体全体としては柔らかいフォームで、身が引き締まってくれば、タフな馬場にも対応してきそうだね。

セイウンハーデス B

栗東Cウッドでレッドデクスター(3歳未勝利)と併せ。前走のこぶし賞では右に張る面があると幸騎手の指摘もあったが、今回の追い切りでもコーナリング直後に右を向く素振りが見られた。また、こぶし賞で直線逆手前だったけれど、今回の追い切りでも直線逆手前。1600mまでなら誤魔化せたかもしれないけれど、距離延長なので一抹の不安は残る。

ディープレイヤー A

美浦南ウッドで、おそらく併せの予定だったのかもしれないけれど、併走馬の遅れで単走。首をグッと低く据えながらもフォーム自体は素軽さを感じる。脚の回転数も多く、全体的なフォームからは渋った馬場にも対応できそうな印象を受けるね。左回り中心の追い切りから右回りでの積極的な追い切りを併用してきたのも好感が持てる。週末の馬場も踏まえて評価を上げておきたい。

テンダンス S

栗東坂路で単走。この馬でまず目につくのは雄大なストライド。前脚と後脚をここまで柔軟にかつ広々と使うことが出来るのかと思わせるフォームで、やはり合うのは広いコースかと思うよ。当週は軽めの調整に留まっているけれど、3月17日に4F50.9-1F11.7の自己ベストを更新する強めの追い切りがされている。好勝負を期待したい。

ドゥラドーレス A+

美浦南ウッドで単走。腕節をグッと曲げて力強く地面を掻き込む走り方で、前脚の回転も綺麗に円を描くような回転で推進力の高さがうかがえる。右回りのコーナリングもスムーズに手前を変えており、初めての右回りレースにはなるけれど、問題はなさそうだね。

ピースオブエイト B

栗東Cウッドで3頭併せの内を追走。ゴール前に仕掛けられて1頭だけ抜け出してラスト1F11.4と速いタイムでまとめているのは好印象。ただ、前脚の出がやや小さく硬い様に映り、合うのは軽い馬場で力のいるタフな馬場はやや合わない印象を受ける。

ベジャール B

美浦坂路でロードミッドナイト(古馬2勝)と併せ。直線に向いた時に若干左右にふらつく仕草があり顔の向きもやや安定しない格好となる。前走時は560kgと大きな馬体を持ち合わせており、調教ではそこまで攻め動くタイプでもないけれど、前走時の調整過程と変わりなくタイム自体も同程度なので、力は出せる状態にありそう。メンバーレベルの上がる今回はどこまでやれるか。

ホウオウプレミア B

美浦南ウッドでフリートオブフット(3歳1勝)と併せ。前走時よりもフォームにまとまりが出てきた印象を受ける。ただ、これまですんなり変えていた手前がコーナリング後しばらく変わらずで走行しており、かつ末強めに追われているものの、前走時よりも手応えは薄く見える。ただ、これまでのレースぶりから見ても終いは鋭く伸びる堅実な脚はあるので能力でどこまでやれるかというところだ思う。調教からの評価は据え置く。

リヤド B

栗東坂路で単走。まとまりのあるフォームで全体のフットワークは綺麗に見せる。ただ、綺麗に見せる分器用さが若干薄い印象を受け、馬場が渋ったり荒れたりした時はこの一定のフォームだと対応が難しいかもしれない。特に前走時の武豊騎手のコメントで「細かい出し入れが得意な方ではなさそう」というのも、何となくこの綺麗すぎるフォームから来ているものなのかなとも思う。綺麗な馬場でのレースとなるなら期待はしてみたい。

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調教から見た上位5頭

1 テンダンス

2 ドゥラドーレス

3 ディープレイヤー

4 コマンドライン

5 スーサンアッシャー

以上、毎日杯の調教評価をしてみました!


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ダイオライト記念(船橋11R ダート2400m)

【事前情報】
3月7日に砂の入れ替えを行なっているみたいで、これまでは青森県六ヶ所村の砂、つまり中央ダートと同じ砂だったけれど、今は宮城県大和町の砂(水沢、盛岡と同じ)を使用しているとのこと。砂厚も10cmから12cmに変更されていて、これまでよりも深くなっている。より地方の深い砂の適性が求められるレースになりそうだね。

◉⑬ヴェルテックス

前走の川崎記念では砂の深い内を終始通りながらの追走で、すぐ外にはチュウワウィザードがぴったりとくっつきながらの道中だった。追い出しがチュウワウィザード待ちになる後手の展開の中、直線で抜け出してからは先行して先に抜け出していたエルデュクラージュを捕え損ねているもののアタマ差までに迫っている。ダート2100m以上は2-0-2-0と長距離ダートではオール馬券内を確保している。メイショウカズサとノーヴァレンダがおそらく先行するかと思うけれど、両サイドに逃げ馬がいるとその間の馬が締め付けられて後ろになることもあるけれど、今回はその影響を受けない外枠で、すんなりポジションも取れそう。今回も好走を期待したい。

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以上、ダイオライト記念の予想をしてみました!

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ちなおからこんにちは😀

今回は若駒戦(2、3歳戦)の予想方法の第2回ということで「レースラップ」について取り上げていきます!

前回の記事についてはこちらからぜひご覧ください😘



前提としては競馬初心者向けの内容となりますので、その点をご了承いただければと思います。

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まずは「レースラップ」とは何かということですが、200mおきにその時点で先頭だった馬が通過したタイムのことです。単位は「秒」ですね。

Capture+_2022-03-19-10-58-51
netkeiba様より引用

上記のレースラップは、前回も取り上げた2021年の東スポ杯2歳Sのものになります。

このレースラップからは前半は12秒台前半のラップから後半11秒台へと移り変わる後傾ラップ、判定としてはスローですね。つまり求められた脚質としては後半のトップスピードに秀でる馬が上位に来たレースでした。

Capture+_2022-03-19-14-06-21

上記画像右の上りを見ても、ラスト3ハロンで33秒台の速い脚を使った馬が上位4頭が締めました。前半が速くなる、遅くなる、後半が速くなる、遅くなるといったことには、逃げ馬が初めから飛ばして逃げた、逃げる馬がおらず牽制しあってペースが落ちた…等様々な要因が絡みペースが作られます。展開を読む上でも重要な視点になるかと思います。


では、レースラップをどのように予想に活かすかを書いていきます。

まずは以下のレースラップをご覧ください。

Capture+_2022-03-19-14-11-59

Capture+_2022-03-19-14-11-30
これは2021年のサウジアラビアロイヤルカップ(以下、サウジRC)のレースラップです。

見てみると、前半は12秒台後半の非常にゆったりとした流れから、後半は10秒台後半~11秒台前半のラップで、後半のトップスピードが求められたレースでした。

逆に道中は楽に走ることが出来ていたということも考えられます。

そこで、この時の上位3頭の次走を見てみます。


1着コマンドライン→ホープフルS1番人気12着

2着ステルナティーア→阪神JF2番人気7着

3着スタニングローズ→デイリー杯2歳S4番人気5着

と総じて惨敗しています。これはレースラップの質が全く異なるレースだったため、それに対応できなかったということが考えられます。

上記3つのレースそれぞれのレースラップを見てみます。


ホープフルS

Capture+_2022-03-19-14-20-24
中盤が12秒台前半ラップが続くタイトな展開となったレースでした。前半35.9-後半36.3の後傾ラップになっており、後半のトップスピードよりスタミナ勝負になりました。

コマンドラインはゆったりとした流れからのキレる末脚を発揮して勝利してきたので、結果的にこのラップに対応が出来ませんでした。

穴を空けた9番人気3着だったラーグルフは前半の芙蓉Sでスタミナ勝負を経験しており、かつ同コースでのレースだったのでそれが活きたのかもしれません。


阪神JF

Capture+_2022-03-19-14-31-11
こちらも前半34.1秒-後半34.8秒とやや前傾気味のラップで後半はスタミナが必要となる格好となり、サウジRCとは質の異なるレースラップでした。

ここで穴を空けた8番人気ラブリイユアアイズは、前走の京王杯2歳Sで牡馬に紛れて1400m戦のタイトな流れを先行して3着でした。


デイリー杯2歳S

Capture+_2022-03-22-13-10-12

こちらは1番サウジRCと近いラップで、後傾ラップにはなっているものの、3ハロン目がサウジRCよりも1秒早く、前半が同レースよりも速いペースとなっていました。ラスト3ハロンも11.4-10.5-11.9と後半のトップスピードが求められた中で、スタニングローズは逃げの手に出ていました。結果的に脚が持たなかったと推測できます。

以上から、サウジRCで好走した3頭の馬は、次走でスタミナを要する展開になり、対応出来なかったということを読み取ることができます。



どのようなレースラップになるかを予想するには、出馬表から各馬がこれまでどのようなレースをしてきたか(逃げてきたのか、差しが主なのか)を抑えて、かつ予想するレースの過去〇年の平均レースラップを参照するのが良いかと思います。(サンプルの期間は人それぞれですが、過去10年を目安にするのが標準的かと思います。)


あとは、予想したレースラップに当てはまりそうな馬を選ぶのみです。道中緩いラップしか経験したことがない馬は、中盤も速いラップには対応できないかもしれませんし、逆にタイトなラップでレースをしてきた馬は人気が無くても激走するかもしれません。それはレースを見てからのお楽しみですね。


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以上、若駒戦の予想方法の第2回をお届けいたしました!

もちろん、スローからの末脚勝負しかしたことがなく、タイトな展開に対応できない馬も、年齢を重ねるごとに克服してくることもありますし、この時点での話なので断言はできませんが、若駒戦を予想する上では、ある程度の仮定や推測が必要になってきます。その上でこの予想方法をお役立ていただけると幸いです。


第3回は現時点では未定です😅


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