ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2022年05月

東京11R(日本ダービー)

土曜日の東京芝コースはCコース替わりで、内枠の傷んだ部分はカバーされて内前有利…と思いきや外差しが有利な傾向にあった。東京5レースの芝2000mで行われた未勝利戦こそ、スタート後のコーナーの特性上内前が圧倒的有利であるものの、その他はラチから4頭分外が伸びている状況。

また、土曜日の東京芝レースで馬券になった15頭中8頭は差し追い込み馬で、そのうち6頭が追い込み馬。金曜日の降雨の影響で、良馬場発表とはいえ時計がかかっているし、開催も12日目に突入するので、尚更力のいる馬場であることが推察される。

日本ダービーにおいてディープインパクト産駒の成績が良く、適性においては申し分は無いことは承知の上だけれど、ここは力のいる馬場を厳しいラップでこなしてきた馬を本命にする。


◉⑬ドウデュース

まずは新馬戦から振り返る。スタートは五分に出るもコーナーは内に4頭がいる状態で外外を回りながらで道中は徐々にポジションを上げていく競馬となったけれど、ラスト3ハロンが11.8-11.4-11.1と加速ラップで外から上がり最速の34.1秒の末脚を使って勝利。2着のガイアフォースも次走勝ち上がり、3馬身突き放した3着フェーングロッテンも次走当時のレコード決着となった未勝利戦でサトノヘリオスの2着、その次走に勝ち上がっている。

次走のアイビーSでは4番手追走の先行策を取る。1000m通過が1:01,6秒で非常にゆったりとした流れで、1200m時点のラップが13.2秒からのラスト3ハロンが11.5-11.2-11.8と急激なギアチェンジ性能が必要なレースにも対応できたが、その後の朝日杯では1000m通過58.3秒という全く異なるレース質もこなしたのはかなりの奥行の広さを見せたと思う。

弥生賞では道中まくり上げてきたロジハービンの影響を受けて4コーナーでブレーキがかかり後退する不利があった中でも、そこから再度ギアを入れて上がり2位の35.0秒の末脚を使って2着。ロスなくレースを進めたアスクビクターモアに比べるとかなり厳しいレース運びとなった中で、タイム差無しの2着はかなり評価できると思うし、距離延長かつ初めての2000m戦でも速い上がりを使って勝負になることを示した。

そして前走の皐月賞では、それまでは中段より前での競馬をしていたのに対し、15番手の後方待機策を取る。仕掛けも4コーナー後で仕舞いの末脚だけの勝負に賭けたと思われるけれど、そこから上がり最速の33.8秒の脚を使って3着にくい込んで来ている。ほぼ同じタイミングで後方から仕掛けたマテンロウレオも上がり2位の33.9秒の末脚を使えているものの12着に敗れているし、大外を回す距離ロスがありながらもこの競馬をしたのだから驚きだね。個人的には2020年のスプリンターズSのグランアレグリアを彷彿とさせた。

皐月賞で後方待機策を取ったのも日本ダービーを見据えた乗り方だったかと思うし、皐月賞で上がり最速を使った馬が日本ダービーでも上位に来ているように、その”確かなる”末脚を試す乗り方だったように私は思う。今年の日本ダービーはこの馬に夢を託すことにするよ。


<想定予想印>

◉⑬ドウデュース

〇⑫ダノンベルーガ

▲⑦オニャンコポン

△⑱イクイノックス、⑮ジオグリフ

☆⑤ピースオブエイト、③アスクビクターモア


中穴で狙ってみたいと思うのはオニャンコポン。皐月賞では調教評価でも上位評価としたように成長幅がかなり大きく感じる馬で、京成杯のボロボロの馬場をこなしたように時計のかかるタフな馬場でもこなせるのが魅力的だと思う。父のエイシンフラッシュも京成杯を勝利してから下位人気で皐月賞3着、日本ダービー勝利と重なる点も多く、鞍上の菅原騎手も今年は重賞でも好走が増えていて、騎乗レベルも上がっている。ここは期待を込めて▲まで評価をするよ。


この7頭を中心に馬券を組み立てていこうかと思います。

※パドック、馬体重等の当日情報により、追加、消しといった変動の可能性もあります。

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以上、日本ダービーの予想してみました!

皆様の予想の一助になると幸いです。


なお、今回は競馬ブロガーのともぞうさんとコラボ企画を実施しております!よろしければ、ともぞうさんのブログもぜひご覧ください😘👍




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東京12R(目黒記念)



◉⑬マカオンドール



前走の天皇賞・春では13,14番手での後方からの競馬となり、道中はリズム良く追走するも、最後は全く伸びずじまいで11着に敗れる。レース後に松山騎手は「向正面からはいい感じでポジションを上げていけたが、馬場が合わなかったのか、この馬の脚を使えなかった」と述べている。元々道悪でも苦にしないタイプだけれど、阪神大賞典から斤量が+3kgの58kgを背負ったことと、長距離戦ながら前前のトラックバイアスという特殊馬場の中でかつ200mの距離延長が響いたのかと思う。今回は好走経験のある55kgの斤量に戻ることと、キャリア17戦中13戦が上がり3位以内の末脚が使えていることから、目黒記念のスローからの末脚勝負になりやすいレース質は合いそう。ここは巻き返しに期待したい。


<想定予想印>

◉⑬マカオンドール
〇③バジオウ
▲⑰パラダイスリーフ
△⑨ディアマンミノル
☆⑱フライライクバード


この5頭を中心に馬券を組み立てていこうかと思います。

※パドック、馬体重等の当日情報により、追加、消しといった変動の可能性もあります。

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以上、目黒記念の予想してみました!

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中京11R(葵ステークス)



◉②テイエムスパーダ



前走のフィリーズレビューではスタートもよくスっと先行し逃げたコンクパールを見ながら2番手追走でレースを進めるも、最後の直線では余力がなく垂れて13着。1着から5着馬のうち先行して残ったのは3着のアネゴハダのみで、その他だと勝ち馬のサブライムアンセムが11番手、2着ナムラクレアが9番手、4着マイシンフォニーが11番手、5着ラブリネスオーバーが13番手とかなり後方勢に有利な展開だった。騎乗した国分騎手も「スピードはすごいものがあるが、やはりスプリンターかもしれない」とコメントしており、今一度1200m戦で見直してみたい。元々1200m戦では後に桜花賞3着のナムラクレアとも0.1秒差の2着にも好走している。テンのスピードも速く、今回内枠を引けていることも好材料。ロスの少ない競馬で先行押し切りを期待したい。

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以上、葵ステークスの予想してみました!

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ちなおからこんにちは😀

今回は日本ダービーの調教評価をちなお的にしていこうと思います!

いよいよ待ちに待った日本ダービーですね。このレースを的中させるために若駒の調教評価を続けてきたといっても過言ではありません。私自身、そして皆様の最高の予想につながるよう、今回も全力で考察していきます!

本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

日本ダービー 調教評価(以下、五十音順)


アスクビクターモア A

美浦南ウッドで単走。伸びのある柔軟なフォームで腕節をしっかりと曲げるフォームと後肢のバネ感が強さが合わさり、馬なり余力でも仕舞い11.3秒でまとめている。前走の皐月賞は逃げの手に出て5着に粘っているように、長くいい脚を使うこともできれば、好位で溜めて鋭い末脚を使うこともできる。ストライド幅は大きいものの、弥生賞、皐月賞もこなしているように融通は利くタイプだと思う。かつては折り合いに難があると言われていたけれど、過去の追切と比較しても力みが取れて柔軟なフォームを存分に生かし切れる状態にあると思うよ。


アスクワイルドモア B

栗東坂路で単走。トビが大きくじっくり脚を溜めてゆっくりと加速するタイプの馬。トップスピードに乗った時の脚は鋭いものがあるけれど、ズブいところがあり、瞬間的にその脚が使えないことがこれまでのレースからは見て取れる。当週の追切でもゆったりと坂路コースに進入し、徐々に加速する様子だった。京都新聞杯前には仕舞い重点の追い切りも消化されていたけれど、京都新聞杯後は調整程度に留まっている。やや攻め不足な印象を受ける。


イクイノックス B

美浦南ウッドでセントオブゴールド(古馬2勝)と併せ。東スポ杯2歳Sから皐月賞まで長期休養していたように、体質面での不安がある馬だけれど、当週も6ハロンで仕舞い重点で負荷をかけられている。皐月賞の時は右回り、今回は左回りと本番を意識したコーナーを使っているのは好印象だけれど、コーナリング後に手前を変えず、しばらくもたついていたのがやや気になる。皐月賞の時の追切よりも道中のスピードの乗りは良く、デキ落ちというわけではなさそうだけれど、東スポ杯でも直線で手前をころころ変えていて、地力の高さで勝利したものの、2400mとなるとやや脆さが出そうな気はする。


オニャンコポン B

美浦南ウッドで3頭併せの真ん中。皐月賞の時の考察が以下の通り。

”特筆したいのは、体に幅がありながらも肩の出がとてもしなやかでかつピッチ寄りの走法をしており、コーナリングも全く違和感なく持ったままのスピードで直線に進入できている。ホープフルSの追切はコーナリングで手前も変えず身体全体に重さがあり、レースでも力を出せない状態だったけれど、京成杯でグンと良くなり、今回は更なる良化を遂げているように映る。ここは評価を上げたい。”

この馬はフォームがとても綺麗で、コーナリングもスムーズにこなす優等生タイプの馬に映る。今回の追切を見てもその点は大きく変わっていない。ピッチ寄りの走法で、どちらかというと坂のあるコースのほうが適性は高そうで、長くいい脚を使えると思うけれど後肢のバネ感がやや乏しく、スパッとキレる脚はない。展開的には持続力勝負になるほうが望ましいかな。


キラーアビリティ B

栗東Cウッドでジェラルディーナ(古馬OP)と併せ。まずは前走の皐月賞の時の考察を引用。

”ホープフルS時との比較で言えば、コーナリングで首が高くなり窮屈になる素振りがかなり解消されており、スムーズな脚運びができている。馬格以上に体を大きく見せる大きなストライドをしており、外から競りかけられても怯むことなくさらにストライドを伸ばすように走行できているのは好印象を受ける。1週前追い切りでは直線逆手前で一抹の不安はあったものの、それを払拭させるような内容だった。3週間前から意欲的に追われており、ホープフルS参戦時よりも負荷のかかった調教が3週間前から消化しており、状態面も問題なさそう。上昇度合いからはかなり評価したい。”

皐月賞の最終追切で最高評価としたものの結果は13着。スタートで後手を踏み、そのまま流れに乗ることができず、直線ではすでに余力はなかった。陣営もそれから試行錯誤し、舌を縛っての追切などの工夫をしてハミ受けをよくしたり、やや難のある折り合いにも気をかけている様子は窺えるが、「2歳時のほうがよかった」とのコメントが出ている。最終追切の内容としては、併走馬と並んだ時にやや気を抜いた様子が見られ、抜かれた直後に乗り手の中井騎手が気合をつけていた。体の使い方や馬体の成長はあるものの、馬自身の気持ちがやや下降気味なように個人的には映る。


ジャスティンパレス A+

栗東Cウッドで3頭併せの真ん中。前走の皐月賞は坂路で単走だったけれど、今回はしっかりと両サイドに併せ馬を置き、6ハロンを追われ仕舞い11.7秒でまとめている。肩の出方が柔軟で、ストライドにも伸びがあり、広い東京コースは向くと思う。前走の追切は1週前強め→最終軽めの調整というパターンだったのに対し、今回は1週前強め→最終仕舞い重点と負荷のかかる内容を消化している。併せ馬の真ん中を追走するも力みはなく体が窮屈にならず走破できている。2歳時は体幹にブレもありレースでは直線でフラフラすることもあったけれど、今はその心配もなさそう。ここは期待をしてみたい1頭。


ジャスティンロック(抽選突破)B+

栗東坂路でラインハイト(古馬3勝)と併せ。皐月賞の追切では右にもたれる一面があったけれど、今回は改善されており、走破タイム以上に迫力のあるフォームを見せた。1週前、2週前に強めに終われ、当週は調整程度というパターンは京都2歳S、弥生賞、皐月賞と同じパターンで、特段内容を変えてきたという印象はない。後肢のバネ感が強く、前走の皐月賞でも厳しい位置から上がり3位の末脚を使えているように、後半のトップスピード勝負になると分はありそう。


ジオグリフ A+

美浦南ウッドでブレッシングレイン(古馬1勝)と併せ。前走の皐月賞の時の考察は以下の通り。

”首が若干高い走法ながらも、溜めが効いて直線で弾けるような脚の伸びを見せた。朝日杯FS時はかなりちぐはぐな走行、スプリングS時は重たさを感じる追切だったけれど、ここでの良化は見てとることができる。元々末脚は鋭いタイプで、今回は「溜め」を意識した追切かつ併せ馬の中で我慢をさせる格好となっており、とても良い内容のものだったと思う。”

皐月賞の時は大幅な上昇がみられ、評価も上げたけれど、今回はいい意味で平行線かと思う。前肢が着地してから次の動作にいくまでがとても速く、純粋に脚の回転量が多いというわけではなく、体全体の使い方が素晴らしい。操作性も共同通信杯以前と比べると格段に向上しており、前に併せ馬が出た時に鞍上の少しのゴーサインであっさりとエンジンがかかりトップスピードまでに持っていくことができている。今回も期待が持てる1頭だと思うよ。


セイウンハーデス B

栗東坂路でエマージングロール(古馬3勝)と併せ。末強めに追うも最後は減速の12.8秒の仕舞い。もたれる癖があったけれど、当週の追切ではその様子は見られなかった。強めの攻め内容は消化できていないものの、徐々に良化しているけれど、毎日杯以降の時点で強めの調教があまりこなせず、かつプリンシパルSはマイナス体重だったことは若干気になるところ。強めの内容を消化できないのはレース間隔以外にもあるのかもしれない。


ダノンベルーガ A

美浦南ウッドでルコルセール(古馬3勝)と併せ。前走の皐月賞の調教考察は以下の通り。

”前肢を出して、というより肩を胸より高い位置まで突き上げてそのまま地面に叩きつけるとても力強い走り方をしており、かつ腕節と球節が柔軟にその力に対応し動いている。トップスピードに乗った時の反応は素晴らしく、直線勝負だけならメンバーのどの馬よりも長けている印象を受けた。ただ、コーナリングから直線に入るところでややバランスを崩し、右によれる様子が伺えた。これまで経験してきたペースよりも道中が早くなる皐月賞というレースで、このコーナーで踏ん張りがきかないというのは気になるところ。6ハロンの意欲的な追い切りが3月から継続して行われているので、杞憂かもしれないけれど、ここでの高評価は据え置く。”

この馬はとにかく前肢の関節の屈折が強く、地面を掻き込んだ時の推進力が非常に高い。そのためトップスピードに乗った時の脚はすさまじく、さらにそのスピードを維持させるだけのスタミナも備わっている。前走の最終追切では右回りコースが使用され、コーナリングでバランスを崩す場面があったけれど、今回は本番を意識したと思われる左回りコースでの追切で、コーナリングは驚くほどスムーズ。皐月賞前から6ハロン中心に追われていて、その後も在厩で継続的に調整され、1週前追切時点でも素晴らしい加速を見せた。ただ唯一引っ掛かるのは堀調教師の皐月賞時点で仕上がってしまったというコメント。調教からは評価を上げざるを得ないが、当日の状態には特に注目しなければならない。


デシエルト B+

栗東坂路で単走。やや右にもたれる一面はありながらもすぐに乗り手(岩田康騎手)が矯正してまっすぐに向く。フォームにまとまりがでてきており、コンパクトに見せながらものびのびと体全体を使って走ることができている。気性的には前向きだけれど、折り合いがつかないわけではないし、淡々と自分のペースで逃げられるなら面白い1頭かと思う。ただ、後肢が伸びきるタイプではなく、後半のトップスピード勝負になるとやや厳しいかもしれない。


ドウデュース S

栗東ポリトラックで単走。ストライドの大きさもだけれど、体を伸ばしきってからの次のストライドまでの切り替えがとても早く、それでいて体幹が全くブレずにそのままのフォームを維持できている。前走の調教考察でも述べたように、腕節の屈折が素晴らしく、首も低く据えていることから脚が顎につきそうな勢いで体全体を伸ばし尽くすゴムのような柔軟性がある。後肢を伸ばしきる素晴らしいバネ感もあり、トップスピード勝負も向くし、道中が流れた朝日杯FSでも勝利しているように、速い流れを追走するタフさも持ち合わせている。マイラータイプの馬をここまで高いレベルに持ってくるのは流石の友道厩舎だね。最終追切でポリトラックというのは友道厩舎ではよくあることなのでそれほど気にしなくてもいいと思う。先週、先々週と栗東Cウッドで併せ馬で強めの調教も詰んでいるし、皐月賞後も意欲的に追われている。前走はほぼ届かない位置から上がり最速の33.8秒の末脚を使って3着。坂もあり、直線が短いながら大外一気でこの競馬が出来るのはただただ驚くしかない。ここは凱旋門賞の前哨戦かもしれない。


ビーアストニッシド B 

栗東坂路でテイエムラヴィータ(3歳未勝利)と併せ。右に行きたがる一面があり、矯正しようとするも動きがぎこちなく、体の使い方もバラバラで真っ直ぐ走ることが出来ていない。体の動きもやや硬さがあり、調教から評価を上げるのは難しい。


ピースオブエイト A

栗東Cウッドでエレアイム(3歳未勝利)と併せ。前走の毎日杯の調教考察では「前肢の出が硬い」と述べたけれど、当週の追い切りではかなり改善されており、後肢のバネ感もありトップスピード勝負にも向くとは思う。ただ、初めての左回り戦になるけれど、左回りでの負荷をかけた調教が無いのは若干気になるところではある。馬自身の能力的には皐月賞組と比べるとやや見劣りするけれど、力は出せる状態にあると思う。


プラダリア B+

栗東坂路で単走。前走の青葉賞での調教考察は以下の通り。

”フォーム自体はとても綺麗で、コンパクトにまとめられていながらも、ピッチの効いた脚の回転には良い印象を受ける。この時は不良馬場での追切となったけれど、走りづらさを感じさせず、末強めに追われてラスト1ハロン12.3秒でまとめている。1週前に栗東Cウッドで左回り6ハロンでしっかりと負荷をかけられて、当週も上々の内容なので、調整過程としては申し分なさそう。”

中3週ということで、フォームや気性面に大きな変化はないものの、坂路自己ベストを更新しており、状態は申し分なさそう。ただ、併せ馬をここまでしておらず、ごちゃつく競馬になると脆さを見せる可能性もある。


マテンロウオリオン A+

栗東Cウッドで単走。中2週での出走となるけれど、かなり強めの負荷をかけて仕舞い11.4秒でまとめている。キングカメハメハ、クロフネと同じローテーションで挑む日本ダービーとなるが、中間も抜かりなく6ハロンで追われていて、NHKマイルCの時よりも数をこなし、体が丈夫でタフでないとこのローテーションでここまでの調教は課せないと思う。異例のローテーション、マイル以下しか経験が無いといった不安要素は多いけれど、調教過程から懸念することはない。勝負になる可能性は十分にあると思う。


マテンロウレオ B

栗東Cウッドでターキッシュパレス(古馬3勝)と併せ。前走の皐月賞の最終追切ではフラフラとしており体幹の幼さを指摘したけれど、今回の最終追切ではかなり改善されている印象を受けた。2週前時点でもフラフラしており、先週の追切から変わってきている。ただ、まだ体の使い方に硬さがあり、伸び伸びと走りたい東京コースではやや分が悪いように思う。


ロードレゼル B+

栗東坂路でレッドバリエンテ(3歳未勝利)と併せ。前走の青葉賞での調教考察は以下の通り。

”首を低く据えてゆったりとコーナーに進入し、直線で少し気合いをつけるだけで反応し徐々に加速をし、内を並走する馬と上手く併せられていたように感じる。内を並走していたのはNHKマイルCに出走予定のセリフォスで、重賞好走馬とも謙遜ない追切内容だった。前走の水仙賞でも見せた反応の良さが当週の追切でもうかがうことができる。6ハロン中心の中距離を意識した調教過程も好印象だし、それだけの調教を重ねながらも、当週は力みもなく大きな馬格ながらも柔軟に体を使うことができていたし、侮れない1頭だと思うよ。”

前走の青葉賞では最高評価として、レースでも2着を確保。ここから大きく変わった点はないけれど、500kgを超える大きな馬体ながらもまとまりのあるフォームで走ることができている。ただ、前走に比べ仕掛けた時の反応の良さは若干見劣りするのでそこは割り引きたい。



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調教から見た上位5頭

1 ドウデュース

2 ジオグリフ

3 ジャスティンパレス

4 マテンロウオリオン

5 アスクビクターモア

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以上、日本ダービーの調教評価をしてみました!


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東京11R(オークス)



まず、土曜日の東京芝コースのトラックバイアスは圧倒的な外差し馬場。開催10日目でコース替わりはあったにせよ内は伸びず、降雨の影響もあり、なおさら外への意識が高まっている。

また、土曜日の東京芝レースで馬券になった15頭中9頭は差し追い込み馬で、そのうち3頭が追い込み馬。内目でロスなく競馬をした馬でも苦戦を強いられており、距離ロスがありながらも外を回して馬場の比較的綺麗な所を通った馬の方が有利な状況。

それらを踏まえて、この馬を本命にします。


◉⑯プレサージュリフト

まずは新馬戦。スタートで出遅れてしまい、道中は13番手からの競馬になるも、やや早めに仕掛けを開始し、そのまま加速を続けて上がり最速の33.3秒の末脚を使い、2着のローシュタインに3馬身差、それ以下には7馬身差以上をつけて勝利。特に逃げたローシュタインが2着に残るほどペースが落ち着き、先行馬の脚が溜まる中で早めスパートからこれだけ速く、かつ長く末脚を使えているのは好印象。

キャリア2戦目のクイーンCでも出遅れるのだけれど、新馬戦しかレースをしておらず経験値的には少ない中で、ラスト3ハロンだけでベルクレスタ、スターズオンアースといった重賞好走馬をあっさりと交わして勝利している。馬体重も+12kgと成長ぶりを見せていた。

前走の桜花賞でも出遅れて最後方からの競馬となる。さらに前半3ハロンが12.4-10.8-11.4と序盤の流れも速く、出遅れた同馬にとってはかなり忙しい競馬となった。初の右回りで初の関西遠征と、経験したことのないテンの速さ、出遅れとトラックバイアスは内前…と不利のトリプル役満で、4コーナー時点で最後方かつ大外から追い込むも11着。着順だけ見れば大敗だけれど、勝ち馬のスターズオンアースとは0.5秒差で、コーナリングでもたつきフラついたロスがありながらも上がり3位の33.5秒の末脚を使っている。

もちろん出遅れるリスクはあるけれど、序盤、中盤にペースが落ち着く中距離戦ならリズムを大きく崩すことなく行けるだろうし、後半3ハロンで確実に脚を使うことのできるのはかなりの強調材料。また、調教評価でも述べたように、頸(くび)の使い方がかなり改善されている印象で、スピードに乗った時の脚はこれまで以上のものが使えると見込んでいる。

戸崎騎手は過去10年でオークス2着が3回。そろそろ勝利を期待してもいいかもしれないね。

想定予想印

◉⑯プレサージュリフト
〇⑱スターズオンアース
▲⑥サークルオブライフ
△②スタニングローズ
☆⑬パーソナルハイ、⑪ベルクレスタ


この6頭を中心に馬券を組み立てていこうかと思います。

※パドック、馬体重等の当日情報により、追加、消しといった変動の可能性もあります。

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以上、オークスの予想してみました!

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