阪神11R(宝塚記念)
まず前提として今年の宝塚記念は通常時の開催8日目ではなく開催4日目ということで、馬場状態は比較的良好。先週のマーメイドSは内前のトラックバイアスがあり、3着のソフトフルートこそ後方待機で届いたものの、先行したウインマイティーが勝利し、外から押し上げていったリアアメリアも4着に残ったほど、その傾向が顕著だった。6月25日土曜日の阪神芝レースは内回りコースが使用されたのは4レースあったけれど、そのうち直線で最内に進路を取った勝ち馬は阪神8レースのブライトオンベイスのみ。その他は内らちから4頭分ほど空けたところを通っていた。土曜日の後半には降雨もあり、悪化が早まっている印象も受けた。
今回は逃げ先行馬が揃ったということもあり、ペースはかなり速くなることが想定され、よく言われる「ハイペース前総崩れ」が考えられる。特にパンサラッサが逃げ想定になるけれど、パンサラッサは1800m戦からの400mの距離延長。昨年の有馬記念でも逃げたけれど、2500mは耐えきれず13着に敗北。かなり後続を離していたように見えるけれど、中盤は息を入れていた。12秒台後半のラップを2ハロン分入れたけれど、これで耐えきれなかった。その前後のレースは息を入れない逃げを打っていたことから、息を入れる「通常の逃げ」はこの馬には向かず「ハイペースで逃げて後続の脚を枯らす」競馬がベスト。つまりパンサラッサは11秒後半のペースを中盤も刻み続けると想定。ただし、これに付き合う馬はいないと思う。
そうなると離れた2番手が実質逃げ馬ということになり、その馬が展開の鍵を握ることになる。私はその馬を本命にしようと思います。
◉⑥タイトルホルダー
この馬はパンサラッサとタイプが異なる「中盤で息を入れて、後半もしっかり脚を使う」タイプの馬。昨年の菊花賞も、今年の日経賞、天皇賞・春もしっかりと13秒台のラップを入れてリズムを作ることが出来ていた。日経賞は怪我での休養明けで状態不安の中でも後続を振り切って勝利、続く天皇賞・春でも2番手以下の馬はカラ馬の影響を受けていたけれど、自分の競馬に徹することができたのはは大きいと思う。そうでなくとも昨年の皐月賞で逃げたワールドリバイバルの番手に控えて力む様子を見せながらも2着に来ているし、ペースが流れて先に抜け出しを図るというやや難しい展開の中でも結果を残しているから必ずしも「逃げ」は必要ではない。パンサラッサが先に行くから逃げられないので評価を下げる意味も無いと思うし、離れた2番手で自分の競馬に徹することはできる。
コース適性も脚の回転数の多いピッチ寄りの走法をしているし、2回の坂を超えることとコーナーの厳しい阪神芝内回りもこの馬には向くと思う。
2014年のゴールドシップ以降は勝ち馬が毎年ノーザンファーム生産馬となっている。この流れを変えるきっかけになるといいね。
<想定予想印>
◉⑥タイトルホルダー〇⑩ヒシイグアス
▲⑮ディープボンド
△⑱ポタジェ
☆⑤アイアンバローズ
☆アイアンバローズは個人的に人気を落としすぎている印象。阪神大賞典でもディープボンドと0.1秒差だし、先行してタフさを活かすことができれば。
※パドック、馬体重等の当日情報により、追加、消しといった変動の可能性もあります。
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以上、宝塚記念の予想してみました!
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