ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

2022年10月

天皇賞・秋(東京11R)


◉⑧シャフリヤール


昨年の逃げ候補不在のパターンとは一転して今年の天皇賞・秋は逃げ候補がパンサラッサ、ジャックドール、ノースブリッジ、バビットと4頭もいる。ノースブリッジ、バビットはマイペース逃げ、パンサラッサ、ジャックドールは高速逃げとタイプもそれぞれで、これだけ前に意識が高まると道中のペースも流れることと想定したい。上位人気の3歳馬の3頭はいずれも日本ダービーからの参戦となるが、気になるのは道中の位置取りで、3頭とも10番手以下で追走していた。今回は更に追走ペースが厳しくなりそうで、道中脚が溜まらない可能性が高いと想定すると、1800mの毎日杯をレコードタイムで勝利し、かつ当時のダービーレコードを中団待機で走破し勝利したシャフリヤールを本命に取りたい。

昨年のジャパンカップは3着に好走しているが、2kgの斤量着があったものの、初角でラチにぶつかる不利と直線で外からコントレイルにかぶされる不利がありながらも、そのコントレイルと0.5秒差3着はかなり評価できる。その後のドバイシーマクラシックではBCターフ(G1)勝ち馬のユビアー、イギリスG1を2勝したパイルドライバー相手に圧巻の勝利。

斤量58kgというのがネックになるが、単純に今回のメンバーでコントレイル、ユビアー、パイルドライバー等の相手になる馬がいるのか?というと個人的には疑問。G1を2勝しているこの馬が3番人気に収まるなら、今回は絶好の狙い目かと思う。




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以上、天皇賞・秋の予想してみました!

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スワンステークス(阪神11R)



◉⑰スカイグルーヴ


前走の関屋記念では4番手でウインカーネリアンを見ながらの追走で、レースぶりとしてはよかったものの、レース後のルメール騎手のコメントにもあるように渋った馬場が影響したのもあって反応が遅かったとのこと。それでも上がり3位の33.0秒の脚を使っており、止まった様子はなく勝ったウインカーネリアンとは0.2秒差と健闘している。3走前の京都牝馬ステークスの内容が良く、小雨で良馬場ながらもやや湿った馬場の中、先行して上がり最速の33.7秒の末脚を使って2着だったものの、勝ったのは高松宮記念で2着に好走するロータスランドで、走破タイムもレシステンシアのレコードと0.6秒差まで迫っていた。今回は晴れの良馬場想定で、さらに高いパフォーマンスが期待できそう。


アルテミスステークス(東京11R)


◉⑩ラヴェル

新馬戦はラスト3ハロンが12.0-11.7-11.3と加速ラップを刻んだ中での勝利。2着サンライズサラーは次走勝ち上がり、3着シルヴァーデュークも次走勝ち上がっていて、サウジアラビアRCでも3着に好走している。やや出遅れながらも中団に取り付くことができ、4コーナーでは外に回されながらも上がり2位の34.4秒の末脚を使って勝利。今回もそこまでテンが速そうな馬もおらずスローになりそうなので、後半のトップスピード勝負なら分はあると思う。妙味も込みでリバティアイランドよりもこの馬に注目したい。


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以上、スワンステークスとアルテミスステークスの予想してみました!

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ちなおからこんにちは😀

今回は菊花賞の調教評価と予想をちなお的にしていこうと思います。

いよいよクラシックも最終レースとなりました。皐月賞、日本ダービーの上位勢がほとんどいないのは少し寂しいですが、逆に混戦ムードで予想も面白くなりそうです。

※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

菊花賞 調教評価(五十音順)


アスクビクターモア A

美浦南ウッドで単走。弥生賞から前走のセントライト記念まで一貫して調教に関しては上位評価をし続けてきた馬。四肢の動きを大きく見せ、掻き込みも力強く、後肢で地面を蹴る力も強い。セントライト記念、日本ダービーの時に比べて首の上げ下げにブレがなくなってきており、体幹もしっかりと備わって更なる成長ぶりが窺える。セントライト記念後も在厩で乗り込まれており、ウッドでしっかりとタイムが出ているのも好印象。調整過程は十分だと思う。


アスクワイルドモア B+

栗東Cウッドで3頭併せの内。前走の神戸新聞杯の時の最終追切ではコーナリング後も逆手前でやや終いが甘くなるところが見られたが、今回はしっかりと手前を変えて、ラスト2ハロンも軽く促しただけで11.9-11.8と加速しているのは好印象。

ガイアフォース A+

栗東坂路で単走。前走の最終追切はかなり軽めだったが、今回は末強めのしっかりと追われていて、脚捌きにも力強さが出ている。前走は権利を取るためにもメイチだったという推測もあるが、調教の内容は個人的には先を見据えてまだ余裕を残していたように感じる。2週連続で松山騎手が騎乗し、しっかりと坂路で乗り込まれたのも好印象だし、前走がまだ上積みを見込める中であの競馬ぶりならば、今回はかなり驚異的なものの予感がする。


シェルビーズアイ B

栗東坂路でエーティーマクフィ(古馬1勝)と併せ。最初は併せ馬の後ろで我慢させ、中ほどから追い出しにかかる本番を意識した内容だったかと思う。ただ、末強めに追いながらも捕えきれていないのはやや不安が残る。


シホノスペランツァ B

栗東Cウッドで単走。前肢の出がやや硬く、ピッチ走法寄りになっている。脚の回転数が多く、長距離戦ではやや消耗が大きいフォームに見える。前走時よりも中盤を強めた追切で、長く脚を使わせたい意図はあるのかと思うが、ラスト1ハロンで0.5秒の減速幅があるのは気になるところ。


ジャスティンパレス B+

栗東Cウッドで3頭併せの外を追走。神戸新聞杯の時が1週前強め→最終軽めだったのに対し、今回は1週前軽め→最終一杯というパターンで調整されている。コーナリング後にややバランスを崩して最後はおっつける格好になっていたが、身のこなしは柔らかく、追走遅れもそこまで気にする事はないと思う。ただ、ラスト2ハロンが11.4-11.5と減速していて、確かめる程度とのコメントはあったものの鞍上の手がしきりに動いていたのは若干気になる。


セイウンハーデス B

栗東Cウッドで単走。前脚の伸びが素晴らしく、そこから地面を掻き込むことで高い推進力を生み出している。ただ、この走法は東京競馬場のような直線勝負に向く印象。また、鞍上がかなり抑え気味に走行しており、行きっぷりが良すぎるのと、今回初ブリンカーということで、馬体的なポテンシャルとは裏腹に気性がやや危ういように感じる。3000mはかなり不安が残る。


セレシオン A+

栗東芝で単走。馬なりではあったものの、迫力のある体の使い方をしており、全体的に綺麗なフォームに映る。胸前の筋肉が発達しており、パワーも備わっていながらも後肢のバネ感もあり、どの競馬場でもコンスタントに力を発揮できそうな印象を受ける。馬体重は460~470kg付近だが、フォームと筋肉量が相まってかなり大きく見せるので、そこには好感が持てる。前に馬を2頭置く形で追い切られたが、気性的な難しさも見せておらず、内容にも好印象を受けた。重賞自体が初参戦となるが好勝負となってもおかしくはなさそう。


ディナースタ B

栗東坂路でバックトゥザライト(新馬)と併せ。前傾姿勢で体重が前に乗っていて、かつピッチ寄りの走法をしていることから馬場が渋った時に力が発揮できそうな印象を受ける。飛節が直飛で、長く持続的な脚を使える格好だが、若干脚捌きには硬さを覚える。


ドゥラドーレス A+

美浦南ウッドでダノンアレー(古馬3勝)と併せ。力強い脚捌きながらも回転数が多く、馬体重は490kg台と大きめの馬体ではあるが、それを感じさせない軽い身のこなしをしている。馬なりで鞍上も手を動かさずとも、終いは素晴らしい伸び脚を見せており、輸送があることを考慮しても、調整程度ながらもここまで良い追切を消化できているのはかなりの好印象を受ける。東京芝などの直線の長い高速馬場なら最も力を発揮できると思うが、馬体、走法的なポテンシャルでもこのメンバーでは上位かと思う。


ビーアストニッシド B

栗東坂路で単走。登板してすぐに右にもたれ、矯正されるもやや左へもたれたりとフラフラしている。日本ダービー、神戸新聞杯でもこのもたれ癖はあり、前走の神戸新聞杯ではやや改善されたかと思えば、ここでもその素振りは見られた。体の使い方もややぎこちなさを覚え、推進力が逃げてしまっている。ここでは少し評価しづらい。


フェーングロッテン A

栗東坂路で単走。ラジオNIKKEI賞の時との比較になるが、コンパクトに見せていたフォームは大きく見せるようになっており、まとまりがありつつも、脚捌きはきめ細かく力強さを感じる。最後まで脚色は鈍らずストライドを維持できているのには好印象を持てる。新潟記念を使った上積みは見込めると思う。


プラダリア S

栗東坂路で単走。これは素直に成長を感じられる内容で、神戸新聞杯の時に比べて肩の出が良くなっていて、硬さが解消されている。加えて力強い脚捌きで坂路コースを加速ラップで最後まで気持ちを切らさず駆け上がることができているのも好印象を受ける。神戸新聞杯は入厩の遅れもあり追切本数も少なく、勝負になる状態でなかったが、1度叩かれて馬が変わったように感じる。調教からはかなり評価を上げたい。


ボルドグフーシュ A+

栗東坂路で単走。首が若干高く、掻き込みがやや窮屈に映るも、全体的なフォームとしてはまとまりがあり、手前を変えたところでも体がブレずに走ることができている。ペースに関わらず追走に問題がない馬で、折り合いもついて雰囲気としてはとても良い。前走時よりも脚捌きに活気が出ていて、状態はさらに上向いていると思う。


ポッドボレット B+

栗東坂路で単走。前肢の掻き込みは適度に力強く、脚は太めでパワー寄りな印象を受ける。一気の加速力は使えないタイプだが、ジリジリと伸びる脚は距離は長くてもいいと思う。前走と3走前の京都新聞杯は道中半ばが速すぎる高速馬場だったこと、2走前のジューンステークスは速い上がりが求められたレースで適性外のレース質だったと思う。追走に苦労しない程度の持久力勝負なら展開は向きそう。


マイネルトルファン B

美浦南ウッドでウシュバテソーロ(古馬OP)と併せ。前肢の掻き込みと首の使い方が上手く噛み合っていて、高い推進力を持っている。ただ、1週前、今回とコーナリングで手前を変えず走っており、レース経験が少ないのも相まってかやや走り方が雑な印象を受ける。良くなるのはもう少し後かと思う。


ヤマニンゼスト B

栗東Cウッドで単走。肩の出がやや硬く映るのも、後肢の蹴り込みもやや弱く感じる。強めに追われているようだが、スっと反応するというより、ゆったりとギアを上げていくようなタイプかと思う。まだ鞍上のゴーサインに体がついてきていない印象で、今後の成長は楽しみではあるが、ここでは少し厳しいと思う。


ヴェローナシチー B+

栗東坂路で単走。前走時と同様にハミ受けが悪いのか、舌を出しながらの走行しており、道中は雰囲気良く走ることが出来ているものの、追い出してからが案外で、ラスト2ハロンが12.3-12.6と減速している。ただ、坂路で近走の中ではかなり速いタイムを出しており、気合い乗りは上向いていると思う。上積みは見込める。

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調教から見た上位5頭

1 プラダリア

2 ガイアフォース

3 ボルドグフーシュ

4 ドゥラドーレス

5 セレシオン

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菊花賞 最終予想

◉③プラダリア

調教評価でも述べたように、前走は調整自体がままならない状況での出走で、叩きにしてもかなり厳しい状態だったと思う。レースでは直線でビーアストニッシドに外から寄られて、激しく抵抗するも押し負けて内に進路を探さなくてはならなかった。それでもバタッと止まるのではなくジリジリと脚は使えていたことから、状態不安の中でも力があることを示した。今回は調教からも立て直していることがはっきりと分かるし、上昇度ならこの馬が一番抜けているように感じている。青葉賞勝利、日本ダービー5着と春先は厳しいローテーションの中でも健闘しているし、デビュー時から2000m戦をコンスタントに使い続けられているのも好材料だと思う。今回は勝ち切りを期待したい。


○⑭アスクビクターモア

▲⑪ドゥラドーレス

△④ボルドグフーシュ

☆⑫ヴェローナシチー



以上、菊花賞の調教評価と予想をしてみました!


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富士ステークス(東京11R)

◉⑬ソウルラッシュ

前走の安田記念は13番手追走で後方からの競馬で、直線は進路がなかなか空かず、空いたところで追い出しを始めたと思えば、すぐにロータスランドに進路をカットされてしまう。そこで大きくブレーキがかかってしまいレース終了。さらに、800mから1000mのラップは12.0-12.0とG1にしてはかなり落ち着いており、この流れは後方待機の馬には厳しかった。道中は抑えながらの追走で、どちらかと言うとペースは流れた方が良さそう。富士ステークスは道中が11秒台のラップが続くタイトな展開になりやすいレース質から、この馬にも向きそう。ここは見直しで好走を期待したい。

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以上、富士ステークスの予想してみました!

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ちなおからこんにちは😀

今回は秋華賞の調教評価と最終予想をちなお的にしていこうと思います。


※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

秋華賞 調教評価(五十音順)



アートハウス A+

栗東Cウッドで単走。かなり抑えられている様子だったが、そこまで行きたがってもなく、適度に自制しながらも6ハロン83.6秒でラスト2ハロンが11.7-11.8とまとまりもいい。肩の可動域もかなり広く、パワータイプの馬体ながら柔らかさが十分にあるのも素晴らしいと思う。ここでも上位評価。


ウインエクレール B+

栗東Cウッドで単走。直前の長距離輸送を避けるため、10月9日に栗東に入厩し、調整が進められている。美浦でもしっかりと乗り込まれていて、最終追切でも強めに追われ、6ハロン84.7秒と上々。前肢の掻き込みが力強く、坂のあるコースやタフな馬場でもこなせる印象。


ウォーターナビレラ B

栗東Cウッドで3頭併せの最内。チークピーシーズを着用している。身のこなしは軽やかながらも首が高く、ややテンションが上がっている様子が窺える。オークス、クイーンSで距離が厳しかった中で、今回の2000m戦は元々の馬体のポテンシャルやテンションの面でも不安は残る。


エグランタイン A

栗東坂路で単走。ローズステークスの時よりもさらに身のこなしに活気が出てきた印象を受ける。前走の調教ではフラフラとヨレる素振りを見せたが、今回はしっかりと芯が入っている。上昇度的には注目したい。


エリカヴィータ B+

美浦南ウッドでビューティフルデイ(古馬OP)と併せ。前走オークスの時の評価が以下の通り。

”この馬の走法の特徴としては前肢がグッと前に伸び、そこからしなやかに関節が屈折し、軽く走っているように見えて、かなりの推進力を生み出していること。先週も美浦南ウッド左回りで馬なり余力ながら終いを生かした調整がされており、前走と大きく変わらない過程も好印象”

前肢の柔軟な動きと各関節の屈折がしっかりと出来ていることがこの馬にとっての魅力だが、首が若干高い。脚の着地からの関節の屈折までの動作が素早く、ピッチ寄りの走法かと思いきや、肩の出が柔軟で全身をしっかりと伸ばしきれていてストライドが大きい。1点気になるのは帰厩してからウッド主体で調整されているが、いずれも終い重点でラスト1ハロンだけ伸ばす内容となっていること。ラスト3ハロン勝負ならかなり強いと思うが、コースに適した競馬ができるかどうか。

サウンドビバーチェ A

栗東坂路で単走。紫苑Sの時のよりもさらにギアを入れてきた印象を受ける。前肢の掻きこみが力強く、馬なりでも十分な推進力が窺える。ただ、紫苑S後に騎乗した横山武騎手が「2000mは少し長い」と言及しているように、強い足さばきがゆえ、負担も大きいように思える。


スターズオンアース B

美浦南ウッドでソーラーフレア(古馬3勝)と併せ。オークスの後に両前脚第1指骨剥離骨折という球節の付け根部分の怪我をしており、状態がどうか不安視はされていたものの、9月半ばに帰厩し、順調に乗り込まれている。オークス、桜花賞前はウッド6ハロン81秒、82秒を楽に出せていたものの、今回の最終追切は84.2秒と、終いは11.6秒と伸びているものの、やや出足が遅くなっている。1週前も坂路で軽めの調整、2週前もウッド6ハロンで桜花賞、オークスに比べてそこまでタイムが出ていないし、やはり本調子の頃に比べるとかなり気を使っている内容だと思う。この調整でロングスパートが要求される阪神コースにどこまで対応できるか。


スタニングローズ B+

栗東坂路で単走。内容的には紫苑Sの時と大きく変わることなく、状態も維持できている印象。坂路主体でしっかりと乗り込めていて、引き続き力を出せると思う。


ストーリア B

栗東坂路で単走。上体がやや浮き上がるような躍動感に溢れるフォームをしており、それでいて軽すぎない足さばきは好感が持てる。一完歩が長く、どちらかというと長い直線でのよーいドンの勝負の方が向いているように感じる。三連勝も中京、東京、新潟の直線競馬だったので、初めてのコーナーからのロングスパート戦がG1というのはややハードルが高いかと思う。


タガノフィナーレ B 

栗東坂路で単走。ラジオNIKKEI賞の時の評価が以下の通り。

”口向きがやや怪しく力みながらの走行で、ラストは失速気味になる。前走のようにすんなりハナが取れるならいいと思うけれど、スタートはそこまで速くはないのでそこは懸念材料。先週に強めに併せ馬を消化している分、当週は輸送を考慮した軽めの調教だったのかもしれないけれど、やや落ち着きがないのは気になるところ。”

ラジオNIKKEI賞は11着でそこからさらに3戦を消化。今回の最終追切からは、口向きの悪さはやや解消されているものの、それでも前肢の掻きこむ力が逃げるような体の使い方で、終いもそこまで伸びていないのは気になるところ。大きな上昇はあまり感じられなかった。


ナミュール A+

栗東坂路で単走。相変わらず顔を右に向けてもたれようとする素振りは見受けられるものの、首を低く据えられるようになっており、前肢の捌きの力強さは前走よりも上がっているように感じた。帰厩してから坂路主体でしっかりと乗り込まれ、馬体重が30kg増えたとのことだが、重さは見られない身のこなしは素晴らしい。夏の休養がいい方に出ているし、帰厩してすぐでも坂路での強い調教が課されてそれに応えている。調整過程的にもかなり好感が持てる。


ブライトオンベイス B

栗東坂路で単走。やや首が高く、足さばきも少しバタバタとして忙しさを覚える。追切タイムは上々で動けているのはいいと思うが、このフォームだと2000mはもたないかと思う。


プレサージュリフト B+

美浦南ウッドで3頭併せの真ん中。後肢のバネ感は申し分なく、直線勝負だとかなり強いと思わせるようなフォームをしている。オークスでは桜花賞からの上昇度と適性を込みで最高評価としたが5着。最も適性がありそうだと感じた舞台でも最後は伸びを欠いてしまったのは距離がもたなかったからだと思う。恐らく好走レンジは1800mから2000mで、今回の距離短縮は向くと思う。ただ、ラスト3ハロン勝負にならなさそうな阪神コースへの適性を考えると、調教で終いを伸ばすことに重点が置かれてきたこの馬にとってはやや厳しいように感じる。


メモリーレゾン A

栗東坂路で単走。登板直後はやや右によれたものの、立て直してからは力強い足さばきで走破している。体がブレることなくしっかりと芯の入った体幹があり、タフな馬場でもこなせる印象を受ける。ローズステークスはウッド中心の調整だったが、今回は坂路主体で調整されていて、この馬の良さを磨く内容だったかと思う。キレる脚はないので、先行して粘り込む競馬ができるなら、この舞台で1発があってもおかしくはないと思う。


ライラック B+

美浦坂路で単走。輸送を考慮してか、調整程度の軽い内容に留まっているが、小柄ながらも体幹が備わっていて足さばきも力強さを感じる。トモの張りも1週前に併せ馬でウッドでしっかりと追われていて、トモの張りも春先よりもかなり良くなっている。後は輸送をこなしてくれるかどうか。


ラブパイロー B

美浦坂路で単走。輸送を考慮した軽めの調整。逃げ宣言をしているが、前肢の捌きがやや硬く、雨でも降って馬場が渋らないと他の馬に先行されてしまう可能性が高い。1週前に併せ馬でしっかりと強めに追われているが、終いの伸びはラスト1ハロン12.5秒と追われて案外。ここはさすがに厳しいと言わざるを得ない。




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調教から見た上位5頭

1 アートハウス

2 ナミュール

3 メモリーレゾン

4 エグランタイン

5 サウンドビバーチェ

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秋華賞 最終予想


◉⑩アートハウス

オークスは7着に敗れるも1,3,4,5,6着馬は全て差し馬で2着のスタニングローズは常にインの経済コースで脚を溜めていたので、距離が厳しい中で3番手追走していたこの馬にとっては厳しい展開だった。そんな中でも残り200m地点までは手応えを残し、そのまま押し切るかと思われたが、距離が持たず手前をコロコロっと変えてしまい、そこで決め手に欠けてしまった。前走のローズステークスは直線でムチを数発入れただけで反応し、最後は流す様子もあり、着差こそ僅差であれ次走を見据えた余裕の勝利だったと思う。阪神2000mを2度勝利し、スローからのロングスパート勝負の流れを経験しているのはとても大きい。特に忘れな草賞はラスト3ハロンが11.7-11.6-11.1秒の加速ラップを刻んでいた。母パールコードが2着と惜しくも果たせなかったこの秋華賞での勝利の期待を最大限に込めたい。


○⑧ナミュール

▲①ウインエクレール

△⑨スターズオンアース

☆⑥メモリーレゾン




以上、秋華賞の調教評価と予想をしてみました!


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