ちなおの競馬ブログ

ちなおと申します。 競馬、一口馬主等に関して思ったこと、感じたことを書き綴っています。 よろしくお願いいたします。

カテゴリ: 調教

ちなおからこんにちは😀

今回はの調教評価をちなお的にしていこうと思います。3歳重賞の開幕ということで久しぶりの調教考察記事になります。京成杯…9頭とやや寂しい頭数ですが、精一杯考察していきます。


※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

京成杯 調教評価(五十音順)


オメガリッチマン

映像無し。


グラニット【A】

美浦南ウッドで単走。馬なりながらフットワークに雄大さがあり、コーナリングでの手前変換もスムーズに出来ている。重賞挑戦4度目ということで、過去の調教における走法と見比べても前肢の可動域が大きくなっており、肩付近の筋肉も柔らかく使えるようになっている。状態としては十分に力を発揮できそうな程には整っているかと思う。


サヴォーナ【B】

栗東坂路で単走。調教映像は新馬戦と今回のみなのでやや比較が難しいが、坂路で右に若干もたれ気味なのが気になるところ。タイム自体は申し分ないものの、坂路主体で追われながらも、その点が大きく改善していないことから良化はもう少し先かと考えている。


シャンパンカラー【B+】

美浦坂路でショウナンバービー(古馬3勝)と併せ。直線で追われてからの反応が良く、併せ馬に先着は許すものの、軸がブレることなくコンスタントに掻き込むことができている。新馬の時の調教では乗り手の右腕が動いており左に矯正されている様子だったが、今回一杯に追われてもしっかりと真っ直ぐに走れているのは良い。上積みを感じる。


シルヴァーデューク【B+】

栗東坂路で単走。登板直後はややのそっとしたようなフォームに映ったが、前肢の掻き込みは力強くかなりの加速力を感じた。1週前はCウッドで3頭併せを一杯に追われかなり強めの負荷がかけられていた。若干右にもたれる素振りがありながらも乗り手が矯正すると素早く反応し戻っている。この時期にかなり強い調教に耐えられており、今後も楽しみになる一頭。


シルバースペード【A】

美浦南ウッドでリュウノユキナ(古馬OP)と併せ。内を走行していたとはいえ、リュウノユキナの追走を馬なりで振り切っているのは好感が持てる。前脚の各関節の屈折が良く、力強さも感じられ、スパッとキレる脚というより力のいる馬場でより力を発揮できそう。これまで使えたレースでの上がりも6レース中5レースが34秒台で、上がり最速が2回。京成杯のレース質にも合いそう。


シーウィザード【B】

美浦南ウッドでフミローグ(古馬1勝)と併せ。ややクビが外側(左)に向きながら走行しており、直線に入ってから暫く手前を変えず、正常手前に変わったらまた逆手前にと変わっていた。やや上半身が浮ついたようなフワフワとしたような様子で踏み込みにそこまで力強さは感じられなかった。中盤がドスローすぎたので、今回の京成杯との相関性は無さそうだし、道中のペースが上がった時の踏ん張りが効くかどうか。


セブンマジシャン【B+】

栗東坂路で単走。新馬の時から舌を出しながら登板しており、改善はされていないので、ハミ受けにやや難がありそうな印象を受ける。四肢の使い方はかなり良く、特に前肢の各関節の屈折が力強く、紫菊賞で荒れ馬場を1頭だけ別の脚で伸びてきたのは頷ける走法。ホープフルSは惨敗するものの、走法的に坂のあるコースは合いそうだと思う。


ソールオリエンス【A+】

美浦南ウッドでインターミッション(古馬OP)と併せ。フォームがとにかく軽やかかつ柔軟で、地面に着地せずスライドしているのではないかと思わせる、弾むようなステップを刻む走法。脚が地面にしてからの次の動作がとにかく速い。それでいて馬なりでこれをやっているのだから、素質が高いということを再確認させられる。オープン馬相手に余裕の手応えで先着しているのにはかなり好感が持てる。坂のある中山でどこまでパフォーマンスを発揮できるか、とても楽しみ。


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調教から見た上位3頭

1 ソールオリエンス

2 シルバースペード

3 グラニット

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以上、京成杯の調教評価をしてみました!


皆様の予想の一助になると幸いです。


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ちなおからこんにちは😀

今回は菊花賞の調教評価と予想をちなお的にしていこうと思います。

いよいよクラシックも最終レースとなりました。皐月賞、日本ダービーの上位勢がほとんどいないのは少し寂しいですが、逆に混戦ムードで予想も面白くなりそうです。

※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

菊花賞 調教評価(五十音順)


アスクビクターモア A

美浦南ウッドで単走。弥生賞から前走のセントライト記念まで一貫して調教に関しては上位評価をし続けてきた馬。四肢の動きを大きく見せ、掻き込みも力強く、後肢で地面を蹴る力も強い。セントライト記念、日本ダービーの時に比べて首の上げ下げにブレがなくなってきており、体幹もしっかりと備わって更なる成長ぶりが窺える。セントライト記念後も在厩で乗り込まれており、ウッドでしっかりとタイムが出ているのも好印象。調整過程は十分だと思う。


アスクワイルドモア B+

栗東Cウッドで3頭併せの内。前走の神戸新聞杯の時の最終追切ではコーナリング後も逆手前でやや終いが甘くなるところが見られたが、今回はしっかりと手前を変えて、ラスト2ハロンも軽く促しただけで11.9-11.8と加速しているのは好印象。

ガイアフォース A+

栗東坂路で単走。前走の最終追切はかなり軽めだったが、今回は末強めのしっかりと追われていて、脚捌きにも力強さが出ている。前走は権利を取るためにもメイチだったという推測もあるが、調教の内容は個人的には先を見据えてまだ余裕を残していたように感じる。2週連続で松山騎手が騎乗し、しっかりと坂路で乗り込まれたのも好印象だし、前走がまだ上積みを見込める中であの競馬ぶりならば、今回はかなり驚異的なものの予感がする。


シェルビーズアイ B

栗東坂路でエーティーマクフィ(古馬1勝)と併せ。最初は併せ馬の後ろで我慢させ、中ほどから追い出しにかかる本番を意識した内容だったかと思う。ただ、末強めに追いながらも捕えきれていないのはやや不安が残る。


シホノスペランツァ B

栗東Cウッドで単走。前肢の出がやや硬く、ピッチ走法寄りになっている。脚の回転数が多く、長距離戦ではやや消耗が大きいフォームに見える。前走時よりも中盤を強めた追切で、長く脚を使わせたい意図はあるのかと思うが、ラスト1ハロンで0.5秒の減速幅があるのは気になるところ。


ジャスティンパレス B+

栗東Cウッドで3頭併せの外を追走。神戸新聞杯の時が1週前強め→最終軽めだったのに対し、今回は1週前軽め→最終一杯というパターンで調整されている。コーナリング後にややバランスを崩して最後はおっつける格好になっていたが、身のこなしは柔らかく、追走遅れもそこまで気にする事はないと思う。ただ、ラスト2ハロンが11.4-11.5と減速していて、確かめる程度とのコメントはあったものの鞍上の手がしきりに動いていたのは若干気になる。


セイウンハーデス B

栗東Cウッドで単走。前脚の伸びが素晴らしく、そこから地面を掻き込むことで高い推進力を生み出している。ただ、この走法は東京競馬場のような直線勝負に向く印象。また、鞍上がかなり抑え気味に走行しており、行きっぷりが良すぎるのと、今回初ブリンカーということで、馬体的なポテンシャルとは裏腹に気性がやや危ういように感じる。3000mはかなり不安が残る。


セレシオン A+

栗東芝で単走。馬なりではあったものの、迫力のある体の使い方をしており、全体的に綺麗なフォームに映る。胸前の筋肉が発達しており、パワーも備わっていながらも後肢のバネ感もあり、どの競馬場でもコンスタントに力を発揮できそうな印象を受ける。馬体重は460~470kg付近だが、フォームと筋肉量が相まってかなり大きく見せるので、そこには好感が持てる。前に馬を2頭置く形で追い切られたが、気性的な難しさも見せておらず、内容にも好印象を受けた。重賞自体が初参戦となるが好勝負となってもおかしくはなさそう。


ディナースタ B

栗東坂路でバックトゥザライト(新馬)と併せ。前傾姿勢で体重が前に乗っていて、かつピッチ寄りの走法をしていることから馬場が渋った時に力が発揮できそうな印象を受ける。飛節が直飛で、長く持続的な脚を使える格好だが、若干脚捌きには硬さを覚える。


ドゥラドーレス A+

美浦南ウッドでダノンアレー(古馬3勝)と併せ。力強い脚捌きながらも回転数が多く、馬体重は490kg台と大きめの馬体ではあるが、それを感じさせない軽い身のこなしをしている。馬なりで鞍上も手を動かさずとも、終いは素晴らしい伸び脚を見せており、輸送があることを考慮しても、調整程度ながらもここまで良い追切を消化できているのはかなりの好印象を受ける。東京芝などの直線の長い高速馬場なら最も力を発揮できると思うが、馬体、走法的なポテンシャルでもこのメンバーでは上位かと思う。


ビーアストニッシド B

栗東坂路で単走。登板してすぐに右にもたれ、矯正されるもやや左へもたれたりとフラフラしている。日本ダービー、神戸新聞杯でもこのもたれ癖はあり、前走の神戸新聞杯ではやや改善されたかと思えば、ここでもその素振りは見られた。体の使い方もややぎこちなさを覚え、推進力が逃げてしまっている。ここでは少し評価しづらい。


フェーングロッテン A

栗東坂路で単走。ラジオNIKKEI賞の時との比較になるが、コンパクトに見せていたフォームは大きく見せるようになっており、まとまりがありつつも、脚捌きはきめ細かく力強さを感じる。最後まで脚色は鈍らずストライドを維持できているのには好印象を持てる。新潟記念を使った上積みは見込めると思う。


プラダリア S

栗東坂路で単走。これは素直に成長を感じられる内容で、神戸新聞杯の時に比べて肩の出が良くなっていて、硬さが解消されている。加えて力強い脚捌きで坂路コースを加速ラップで最後まで気持ちを切らさず駆け上がることができているのも好印象を受ける。神戸新聞杯は入厩の遅れもあり追切本数も少なく、勝負になる状態でなかったが、1度叩かれて馬が変わったように感じる。調教からはかなり評価を上げたい。


ボルドグフーシュ A+

栗東坂路で単走。首が若干高く、掻き込みがやや窮屈に映るも、全体的なフォームとしてはまとまりがあり、手前を変えたところでも体がブレずに走ることができている。ペースに関わらず追走に問題がない馬で、折り合いもついて雰囲気としてはとても良い。前走時よりも脚捌きに活気が出ていて、状態はさらに上向いていると思う。


ポッドボレット B+

栗東坂路で単走。前肢の掻き込みは適度に力強く、脚は太めでパワー寄りな印象を受ける。一気の加速力は使えないタイプだが、ジリジリと伸びる脚は距離は長くてもいいと思う。前走と3走前の京都新聞杯は道中半ばが速すぎる高速馬場だったこと、2走前のジューンステークスは速い上がりが求められたレースで適性外のレース質だったと思う。追走に苦労しない程度の持久力勝負なら展開は向きそう。


マイネルトルファン B

美浦南ウッドでウシュバテソーロ(古馬OP)と併せ。前肢の掻き込みと首の使い方が上手く噛み合っていて、高い推進力を持っている。ただ、1週前、今回とコーナリングで手前を変えず走っており、レース経験が少ないのも相まってかやや走り方が雑な印象を受ける。良くなるのはもう少し後かと思う。


ヤマニンゼスト B

栗東Cウッドで単走。肩の出がやや硬く映るのも、後肢の蹴り込みもやや弱く感じる。強めに追われているようだが、スっと反応するというより、ゆったりとギアを上げていくようなタイプかと思う。まだ鞍上のゴーサインに体がついてきていない印象で、今後の成長は楽しみではあるが、ここでは少し厳しいと思う。


ヴェローナシチー B+

栗東坂路で単走。前走時と同様にハミ受けが悪いのか、舌を出しながらの走行しており、道中は雰囲気良く走ることが出来ているものの、追い出してからが案外で、ラスト2ハロンが12.3-12.6と減速している。ただ、坂路で近走の中ではかなり速いタイムを出しており、気合い乗りは上向いていると思う。上積みは見込める。

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調教から見た上位5頭

1 プラダリア

2 ガイアフォース

3 ボルドグフーシュ

4 ドゥラドーレス

5 セレシオン

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菊花賞 最終予想

◉③プラダリア

調教評価でも述べたように、前走は調整自体がままならない状況での出走で、叩きにしてもかなり厳しい状態だったと思う。レースでは直線でビーアストニッシドに外から寄られて、激しく抵抗するも押し負けて内に進路を探さなくてはならなかった。それでもバタッと止まるのではなくジリジリと脚は使えていたことから、状態不安の中でも力があることを示した。今回は調教からも立て直していることがはっきりと分かるし、上昇度ならこの馬が一番抜けているように感じている。青葉賞勝利、日本ダービー5着と春先は厳しいローテーションの中でも健闘しているし、デビュー時から2000m戦をコンスタントに使い続けられているのも好材料だと思う。今回は勝ち切りを期待したい。


○⑭アスクビクターモア

▲⑪ドゥラドーレス

△④ボルドグフーシュ

☆⑫ヴェローナシチー



以上、菊花賞の調教評価と予想をしてみました!


皆様の予想の一助になると幸いです。


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ちなおからこんにちは😀

今回は神戸新聞杯の調教評価をちなお的にしていこうと思います。


※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

神戸新聞杯 調教評価(五十音順)


アイキャンドウイッ A

栗東坂路で単走。若干前のめりで上体を低く据えていて、掻き込みも力強く高い推進力が窺える。体幹がブレることがなく手前の変換もスムーズで、馬なり余力でも迫力のあるフォームに映る。坂路を中心に乗り込まれるも、Cウッドでも1週前に9ハロンを追われ、6ハロン81.9秒、ラスト1ハロン11.3秒と好タイムを計測。力を出せる体勢にはあると思う。


アスクワイルドモア B 

栗東Cウッドでダノンドリーマー(古馬2勝)と併せ。前走の日本ダービーの時の評価が以下の通り。

”トビが大きくじっくり脚を溜めてゆっくりと加速するタイプの馬。トップスピードに乗った時の脚は鋭いものがあるけれど、ズブいところがあり、瞬間的にその脚が使えないことがこれまでのレースからは見て取れる。”

今回は終いもしっかりと追われていたものの、コーナリング後も逆手前で走行しており、やや甘くなる点は気になるところ。勝った京都新聞杯と同様にCウッド主体になっているのはいいと思う。


コントゥラット B

栗東坂路でジャッカル(古馬2勝)と併せ。コンパクトにまとまったピッチ寄りの走法で、ダイナミックさはないもののタフな馬場はこなしてきそうな印象を受ける。先週にCウッドで9ハロンを一杯に追って6ハロン82.6秒、ラスト1ハロン11.7秒とCウッドの自己ベストと成長は窺える。


サトノヘリオス B 

栗東芝で単走。前走のラジオNIKKEI賞の調教評価は以下の通り。

”首の高さは気になるものの、間隔を空けたことで四肢の動きに活気が出ている印象を受ける。2歳時はレコードタイムを連発したように1走1走を全力で走るのでその分反動も大きく、詰めて使うと良くないタイプ。前走よりもしっかり負荷は掛けられている印象だし、上向いているとは思う。”

相変わらず首は高く、窮屈な走りになっている感じは否めないが、脚の回転数が多く、どちらかというとピッチ寄りの走法になっていきている印象を受ける。直線は逆手前で手前を変えずに走っていて、鞍上が追ってもそこまで反応しきれていない様子だった。1週前は折り合いを欠くところもあり、距離延長はやや懸念材料だと思う。


サンセットクラウド B

栗東坂路でミスターホワイト(古馬1勝)と併せ。首を低く据えて活気よく程よい推進力で坂路を駆け上がっていて、体幹の良さが窺える。ただ、帰厩が9月中旬で乗り込み本数的にはやや少ない印象を受ける。7月のレースの上積みでどこまでやれるかは気になるところ。


ジャスティンパレス A+

栗東Cウッドでプラーヴィ(新馬)と併せ。日本ダービーの時の考察は以下の通り。

”前走の皐月賞は坂路で単走だったけれど、今回はしっかりと両サイドに併せ馬を置き、6ハロンを追われ仕舞い11.7秒でまとめている。肩の出方が柔軟で、ストライドにも伸びがあり、広い東京コースは向くと思う。前走の追切は1週前強め→最終軽めの調整というパターンだったのに対し、今回は1週前強め→最終仕舞い重点と負荷のかかる内容を消化している。(略)”

今回は1週前強め→最終軽めとなっているものの、とてもリラックスした様子で伸び伸びと走ることができているように映る。直線で軽く促したただけでスっと反応しているのも好印象。3週連続で騎手騎乗で反応を確かめていて、騎乗コメントからも良化を窺う事ができる。ここは楽しみな1頭。


ジュンブロッサム A+

栗東坂路で単走。2歳、3歳春時点に比べて走りにブレが無くなってきていて、四肢の動きに硬さもなく、とても好感の持てるフォームをしている。特にこれまで上体がフワッと浮くところがあったが、しっかりと前肢で地面を踏み込めていて力強い推進力を感じる。坂路以外では、Cウッドで時間をかけた長めの調整がされていて、距離への対応も考慮してのものかと思う。先週は同じくCウッドでゴール前に気合いを付けて6ハロン81.7秒の好タイムを出しつつフライライクバード相手に先着している。調整過程としては評価したい。


パラレルヴィジョン A

美浦南ウッドでモーソンピーク(古馬2勝)と併せ。肩の出方が柔軟でトビが大きく全身を綺麗に伸ばすことができていて、馬体重は500kgを超えていながらもそれを感じさせないまとまりのあるフォームはとても好感が持てる。力のいる馬場でも切れ脚勝負でも対応できる印象で、中京コースにも適性は感じられる。


ビーアストニッシド A

栗東坂路で単走。日本ダービーの調教評価は以下の通り。

”右に行きたがる一面があり、矯正しようとするも動きがぎこちなく、体の使い方もバラバラで真っ直ぐ走ることが出来ていない。体の動きもやや硬さがあり、調教から評価を上げるのは難しい。”

やや右にもたれるところはまだありながらも、かなり改善されていて体の使い方が良くなっていることが見て取れた。良くなった具合で言えば今回のメンバーでは上位だと思う。先週に岩田康騎手が騎乗して調教をつけていて、それがかなり効いているようにも思う。今回は上昇度的に評価を上げたい。


プラダリア B 

栗東Cウッドで単走。1週前は一杯に追われながらも馬なりで併走していた馬と脚色がそこまで違わなかったことから、まだ気合いの入り切っていない様子だった。当週も馬なり余力で追い切ってはいるものの直線で鞍上の手が少し動く場面があり、ラスト2ハロンが11.6-11.7秒と減速しているのは気になるところ。


ボルドグフーシュ B+

栗東坂路で単走。やや首が高いフォームで上体が浮く感じになりながらもピッチの持続力があり、追われると最後までその脚を使えているのは好印象を受ける。陣営としてもこの馬の持ち味を理解していて、それを活かす調教内容をこなせている。今回と同じコースで二度と好走経験があることから、走法と馬体的なポテンシャルは適しているのかと思う。


ミスターホワイト B

栗東坂路でサンセットクラウド(古馬1勝)と併せ。ちょうど同レース出走予定のサンセットクラウドと併走しているので四肢の動きの比較がしやすいが、元々ダートを走っていたということもあり、前肢の出がやや硬く映る。ピッチ走法で掻き込みは力強く、時計のかかる展開になるとこの馬にとっては追い風かと思う。


メイショウラナキラ

映像なし。栗東坂路で単走。先週Cウッドで馬なりで6ハロン79.3、ラスト1ハロン11.9の好タイム。夏に3戦を消化したことから最終は軽めの内容。


ヤマニンゼスト

映像なし。栗東Cウッドで単走。


リカンカブール B+

栗東坂路でクロニクル(古馬1勝)と併せ。重心が低く前肢の掻き込みが強いフォームでどちらかというとパワータイプに映る。馬体重以上に筋肉質に映り、キ甲から胸までの幅もあり、高い心肺機能が備わっていることも窺える。京都新聞杯の時よりもブレが少なくなり、前走後もしっかりと乗り込まれているのも好印象を受ける。


レヴァンジル B

美浦南ウッドでエスコバル(古馬1勝)と併せ。青葉賞の時の考察は以下の通り。

”当週は併せ無しでの追切だったものの、それでも力みが見られ、直線は逆手前での走行だった。前走のすみれSの時にレース指示で「積極的に運んでほしい」という騎手への注文があり、やや我慢が効かなくなっている可能性もある。”

併せ馬では先着されたものの、無理をして抜かそうという素振りはなく、我慢の効かなさは改善しているように映る。促した時にスっと反応せずジリジリと脚を使っていて、キレる脚というよりも長く脚を使うタイプかと思う。元々はセントライト記念を予定していたものの太めが残っていたのでこちらにスライドしている。適性的には中山コースの方が合っていたかと思う。


ヴェローナシチー B

栗東坂路で併せ馬(馬名不明)。前走の白百合ステークスでもそうだったが、ハミ受けがあまり良くなさそうで、今回も舌を出していた。勝ちきれない競馬が続いていて、終いに気持ちが切れる癖がついてしまっているのかもしれない。調教のタイムも2週連続でラスト2ハロンが減速ラップなのも気になるところ。

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調教から見た上位5頭

1 ジャスティンパレス

2 ジュンブロッサム

3 ビーアストニッシド

4 アイキャンドウイッ

5 パラレルヴィジョン

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以上、神戸新聞杯の調教評価をしてみました!


皆様の予想の一助になると幸いです。


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ちなおからこんにちは😀

今回はローズステークスの調教評価をちなお的にしていこうと思います。


※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通

ローズステークス 調教評価(五十音順)



アートハウス S

栗東Cウッドで単走。オークス時よりもさらに力みが取れ、ストライドを十分に伸ばしきれていて、馬なり余力ながら6ハロン83.3秒、ラスト1ハロン11.4秒と好タイムをマーク。個人的に走行フォームがジャックドールに似ていると感じていて、力のいる馬場でも力を出せる印象を受ける。ここは好勝負を期待したい。


ヴァンルーラー B

栗東坂路でジャッカル(古馬2勝)と併せ。フローラSの時の見解ではクビの高さを指摘したのと、ピッチ寄りの走法から坂のあるコースの方が向くと書いた。相変わらずクビの高さは気になるけれど、前肢の掻き込みは力強く、やはり力のいる馬場の方が良さそうで、直線勝負の中京コースはやや適性から外れそう。


エグランタイン B

栗東坂路でメイショウクリフト(古馬1勝)と併せ。クビが高く、強めに追われると右にヨレてフラフラとした走行になっている。馬体重の増減幅が激しく、2走前に+18kgで成長ぶりを見せていたけれど、足取りが追いついていないように見える。ここは様子見の一戦かと思う。


サリエラ B+

美浦南ウッドで4頭併せの外から2頭目。実践経験が少ないことから、こうして多頭数での併せを消化できているのは好印象で、その中から外の馬とファイトしながら突き抜けていた。競り合っていたのは3勝クラスのフィアスプライドという馬で、格上相手にしぶとく食い下がっているし、気持ちの乗りはかなり良さそう。ただ、久々の実践ながら本数的に物足りない印象で、そこは気になるところ。


セントカメリア B

栗東坂路で単走。掻き込みの力強さから推進力の高さを窺うことができるけれど、最後に追われ始めたところで失速しているのは気になるところ。坂路の4ハロン中半ばが速くなっており、ひょっとしたら溜めが効かない可能性もある。同型に競られてペースが速くなると脆さが出るかもしれない。


パーソナルハイ A+

栗東坂路で単走。フラワーカップの時に調教最高評価としたけれど、阪神JF時点ではバラバラだったフォームがしっかりとまとまりを見せてきていて、大幅な改善が見られたからだった。その後桜花賞→フローラS→オークスとハードなローテーションを怪我もなくこなしてきただけにかなりの丈夫さを備えていることが分かる。そして休み明けの今回も、体の使い方は引き続きまとまりを維持しており、力強く地面をかき込むことができている。夏の休養は良い方に出ているかと思う。


ヒヅルジョウ A

栗東Cウッドでテーオーロイヤル(古馬OP)と併せ。やや上半身が跳ね上がるようなフォームで、フワッとしたような感じがするも、コーナリング後に仕掛けらると鋭く反応しテーオーロイヤル相手に引けを取らない伸びを見せた。また、胸部に深さがあり心肺機能の高さも窺え、逃げた時のしぶとさはここから来ているのだろう。Cウッドと坂路併用でしっかりと乗り込まれているのも好印象を受ける。


ブルトンクール B

美浦南ウッドでトラモント(古馬3勝)と併せ。クビを低く据えて重心は低めのフォームで、足さばきコンパクトにまとめられていて、ピッチ寄りの走法となっている。80kgほど大きい相手に馬体を合わせてしっかりと並走できているのは好印象を受ける。ただ、全体的に小ぶりで多頭数で揉まれた時の不安は残る。


ベリーヴィーナス

映像なし


マイシンフォニー B

栗東Cウッドで単走。この馬で気になるのはやはり折り合い面で、ずっと単走での調整がされていて、併せを消化できていないのは気になるところ。フィリーズレビューでは大外から差す競馬、フローラSでは揉まれて口を割ったり直線で競り合いになってやめたりとできる競馬が限られていた。夏に2戦を消化しているものの、その点は大きく改善しているようには臨戦、調教過程的にもあまり感じられなかった。


ミナモトフェイス

映像なし


メモリーレゾン A+

栗東Cウッドで3頭併せの真ん中。前肢の屈折が良く、力強く地面を掻き込むパワー寄りのフォームで、直線ではしばらく我慢して最後にクビをグッと伸ばして併走馬を追い抜く素振りが見えた。パワー寄りの走法ながらスピードに乗った時の推進力は高く、持続的にこの脚が使えるのならかなり面白い1頭だと思う。


ラリュエル B+

栗東坂路で単走。脚の回転数が多く、最後までそのピッチを維持して走破しているのは好印象。チューリップ賞時点ではバラつきのあった体の使い方にもまとまりが出ていて成長が窺える。


ルージュリナージュ B

美浦南ウッドでシセイヒテン(古馬OP)と併せ。クビが高く、体が浮ついてやや踏み込みが浅いフォームではあるものの、ピッチが効いていて推進力は高いように感じる。少し我慢が効かないところもありそうで、折り合い面は気になるところ。


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調教から見た上位5頭

1 アートハウス

2 メモリーレゾン

3 パーソナルハイ

4 ヒヅルジョウ

5 サリエラ

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以上、ローズステークスの調教評価をしてみました!


皆様の予想の一助になると幸いです。


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ちなおからこんにちは😀

今回は紫苑ステークスの調教評価をちなお的にしていこうと思います。

調教評価はラジオNIKKEI賞ぶりですね。3歳戦も始まるのでまた本格的に始動させていきます!よろしくお願いいたします😘👍


※本記事はあくまで調教所見ですので、高評価をしている馬が本命という訳ではありません。本名馬の見解につきましてはレース直前に公開予定の予想記事をご覧ください。


評価基準
S とても良い 
A 良い
B 普通


紫苑ステークス ちなお的調教評価(以下、五十音順)



エコロフリューゲル B

美浦南ウッドでフェルドランス(新馬)と併せ。足取りは素軽く父ダイワメジャーのようなパワーは感じさせない。コーナリング後もしばらくは手前を変えず、ややもたつくところがありながらも仕掛けられるとスっと反応していたのは好印象。


エバーハンティング B

美浦南ウッドでフィールシンパシー(古馬1勝)と併せ。体を大きく伸ばして走行できていて、前肢も伸びてストライド自体は大きいものの、掻き込みがやや弱く映る。ウッドコース主体で乗り込まれており、坂路ではそこまで強い調教がされていないのも気になる。


カヨウネンカ B+

美浦坂路でオードゥレール(古馬2勝)と併せ。口向きがやや高いように感じるものの、体幹が備わってきていて、坂路でもしっかりと強めに追われているのは好印象。勝ち上がりまであと一歩の所が多かったので、勝負所で気持ちが切れる面もあるのかもしれないけれど、今回はしまい12.4秒と比較的速いタイムも出ているので勝ち上がりがいいきっかけになっていればと思う。


コルベイユ B

美浦南ウッドで単走。小柄な馬だけれど肩の出方が柔らかく、軽やかなステップを刻んでいて走行フォーム自体はとても綺麗に見える。ウッド主体で追われていて、力強さよりも素軽さが目立つ格好になっているように感じる。ただ、単走メインでこれまでも逃げてきていることから、何かしらの揉まれ弱さがあるのかもしれない。


サークルオブライフ B

美浦南ウッドでパラレルヴィジョン(古馬2勝)と併せ(3頭併せの外)。右回りコースを左手前でコーナリングをしていて、そのまま直線を走行しており、やや苦しそうな追走に見える。オークスの時は併せ馬と激しくファイトし迫力のある追い切りだったのと比べても、夏での成長は大きくは感じられなかった。


サウンドビバーチェ A+

栗東坂路で単走。馬なり余力で追われながらも、前肢の掻き込みは力強く、素軽いフットワークながらも良い推進力が生まれているように感じる。ウッドコース、坂路併用で乗り込まれていて、1週前はCウッドで強めに追われ6ハロン80.9秒、ラスト1ハロン11.0秒と好タイムを記録。調整過程も好印象を持てるし、ここは期待したい1頭かな。


サンカルパ B+

美浦南ウッドで単走。やや力みながら走行しているものの、体の使い方は全体的に柔らかく、後肢のバネ感も十分にある。前進気勢がかなりありそうで、200mの距離延長はやや不安ではあるものの、開幕週の良馬場なら押し切りができるかもしれない。


シーグラス B

美浦坂路で単走。坂路を中心に乗り込まれており、先週にタイムは出ているものの、軽めの調整が目立つ。良化はまだ先のように感じた。


スタニングローズ A+

栗東坂路で単走。坂路とCウッド併用の調整がされており、8月の帰厩時からしっかりタイムも出ている。オークス時の追い切りに見られた若干の体使いのちぐはぐさもかなり解消されており、力強く地面を踏み込んで走行できているのは好印象を受ける。調整過程、成長度合いとしてはかなり良いものだと思う。


ニシノラブウインク A

美浦南ウッドで単走。素軽いピッチの効いた走行フォームで馬なり余力でもスピード感のあるフットワークを見せる。オークスの時の最終追切でも述べたように馬格以上に迫力があることには好感が持てる。ウッド主体の追切だけれど、2週前に坂路自己ベストの51.7秒をマークしており、成長が窺える。


ライラック B

美浦南ウッドでテラフォーミング(古馬1勝)と併せ。小柄ながら併せ相手にしっかりと食い下がっており、良い意味で闘争心がこもった最終追切だったと思う。クビが低く、合わせて重心も低い走り方で、どちらかと言えば他の馬が力を発揮しづらいタフな馬場の方が追い風かと思う。


ロジレット B

美浦南芝でバンディート(新馬)と併せ(3頭併せの真ん中)。ややクビの高い走り方で一杯に追われるもののやや体に硬さが残っていて反応しきれていない様子。良化はもう少し先のように感じた。


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調教から見た上位5頭

1 スタニングローズ

2 サウンドビバーチェ

3 ニシノラブウインク

4 サンカルパ

5 カヨウネンカ

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以上、紫苑ステークスの調教評価をしてみました!


皆様の予想の一助になると幸いです。


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